1. はじめに|リストと関数・メソッドの基礎を学ぼう
Pythonを勉強していると、「リスト」や「関数」、「メソッド」といった言葉がよく出てきます。どれもとても大事なキーワードなんですが、最初はちょっとややこしく感じるかもしれません。
でも安心してください!
この記事では、「リストってなに?」「関数とメソッドってどう違うの?」という疑問に、ひとつずつわかりやすく答えていきます。難しい言葉は使わずに、身近な例や実際のPythonコードを使って、楽しく理解できるように解説していきますね。
たとえば…
- Pythonでは「リスト」というものを使って、いくつものデータをまとめて扱うことができます。
- さらに「append()」や「remove()」といった「メソッド」を使えば、リストの中身を自由に操作することもできるんです。
- そして、Pythonには「関数」と「メソッド」という似たようなものがありますが、これにもちゃんとした違いがあるんですよ。
これらを理解できるようになると、Pythonでもっと便利なプログラムが作れるようになります!
「プログラミングはむずかしそう…」と感じている方でも大丈夫。この記事を読み終えるころには、きっと「なんだ、けっこうカンタンかも!」と思ってもらえるはずです。
それでは、さっそくリストの世界に入っていきましょう!
2. Pythonの「リスト」は配列として使える
Pythonには「リスト(list)」という便利なデータの入れ物があります。これは、他の言語でいう「配列(array)」ととてもよく似たしくみで、たくさんの値をまとめて管理したいときに使います。
たとえば、りんご・バナナ・みかんの3つのフルーツを1つのリストに入れてみましょう。
fruits = ["りんご", "バナナ", "みかん"]
このように、[と]の中に値をカンマで区切って書くことで、リストが作れます。
🧠 リストって何ができるの?
リストを使うと、次のようなことが簡単にできるようになります。
- 特定の位置のデータを取り出す
- データを追加する
- データを削除する
たとえば、さっきの fruits から「バナナ」を取り出してみましょう。
print(fruits[1])
出力結果:
バナナ
ポイントは、リストの番号(インデックス)は0から始まるということです。
| インデックス番号 | データ |
|---|---|
| 0 | “りんご” |
| 1 | “バナナ” |
| 2 | “みかん” |
🆚 配列とリストの違いって?
他の言語(たとえばC言語やJavaなど)では「配列(array)」という名前で呼ばれることが多いですが、Pythonでは基本的にリスト(list)を使えばOKです。
実は、Pythonにも array モジュールはありますが、特別な場面で使うもので、ふつうのプログラミングでは list を使えばじゅうぶんです。
✅ 空のリストを作るには?
まずは空っぽのリストを作って、あとからデータを追加することもできます。
numbers = []

ここにデータを追加する方法は、次の章「リストの基本操作まとめ」で詳しく説明しますね!
3. リストの基本操作まとめ
Pythonのリストを使いこなすためには、「要素を取り出す・追加する・削除する」といった基本操作を覚えることが大切です。
ここでは、代表的なリスト操作を4つのステップに分けて紹介します!
3-1. 要素へのアクセス(取り出し)
リストの中の特定のデータを使いたいときは、インデックス番号でアクセスします。
animals = ["ねこ", "いぬ", "うさぎ"]
print(animals[0]) # ねこ
print(animals[2]) # うさぎ
※ インデックス番号は 0からスタート するので、注意してくださいね!
3-2. 要素の追加
リストに新しい要素を追加したいときは、append() か insert() を使います。
👉 リストの最後に追加:append()
numbers = [1, 2, 3]
numbers.append(4)
print(numbers) # [1, 2, 3, 4]
👉 好きな位置に追加:insert(位置, データ)
numbers.insert(1, 99)
print(numbers) # [1, 99, 2, 3, 4]
3-3. 要素の削除
リストからデータを取り除く方法もいろいろあります。
👉 指定したデータを削除:remove()
fruits = ["りんご", "バナナ", "みかん"]
fruits.remove("バナナ")
print(fruits) # ["りんご", "みかん"]
👉 指定した位置を削除:pop()
fruits.pop(0)
print(fruits) # ["みかん"]
3-4. 要素数の確認とデータの存在チェック
👉 要素の数を知りたい:len()
colors = ["赤", "青", "黄"]
print(len(colors)) # 3
👉 データがリストにあるか調べたい:in演算子
print("青" in colors) # True
print("緑" in colors) # False
📝 まとめ:ここまでに覚えたメソッド一覧
| メソッド・関数 | 役割 |
|---|---|
append() | リストの末尾に追加 |
insert() | 指定した位置に追加 |
remove() | 指定した値を削除 |
pop() | 指定した位置を削除 |
len() | リストの長さ(要素数)取得 |
in | 指定した値があるか判定 |
4. 関数とメソッドの違いとは?
Pythonを使っていると、「関数(function)」と「メソッド(method)」という言葉が出てきます。どちらも「何かの処理をしてくれる命令」なのですが、実はちょっとだけ使い方や意味が違うんです。
ここでは、「関数」と「メソッド」の違いを、なるべくかんたんに説明していきますね!
🔧 関数とは?(Function)
関数は、ひとつの処理をまとめた命令のことです。
たとえば print() や len() のように、「名前(関数名)」と「カッコ」で呼び出すのが特徴です。
# 文字を画面に表示する関数
print("こんにちは")
# リストの長さを調べる関数
my_list = [1, 2, 3]
print(len(my_list)) # → 3
このように、関数はどんなデータでも使える汎用的な命令なんです。
🧩 メソッドとは?(Method)
**メソッドは、「データにくっついている関数」**のことです。
たとえばリストには append() というメソッドがあります。これは、「このリストにデータを追加してね!」という命令です。
my_list = [1, 2, 3]
my_list.append(4)
print(my_list) # → [1, 2, 3, 4]
append() は、リストにしか使えない関数のようなもので、「そのオブジェクトにくっついている命令」だから「メソッド」と呼ばれます。
👀 ちがいを図でイメージ!
| 種類 | 呼び出し方 | 説明 |
|---|---|---|
| 関数 | 関数名(データ) | データの外から呼び出す処理 |
| メソッド | データ.メソッド名() | データ自身にくっついている処理 |
✅ まとめ:関数とメソッドの見分け方
- 関数(function) → 単体で使える処理(例:
print()、len()) - メソッド(method) → データにくっついた処理(例:
my_list.append())

どちらもプログラムを書くうえでとてもよく使うので、使いながら少しずつ慣れていきましょう!
5. 【サンプルあり】関数とメソッドを比べてみよう
ここまでで、「関数」は単体で使う命令、「メソッド」はデータ(=オブジェクト)にくっついている命令だと学びましたね。
でも、文章だけだと少しイメージがわきづらいかもしれません。
ということでここでは、実際のPythonコードを使って、関数とメソッドの違いをしっかり確認していきましょう!
🧪 サンプル1:関数を使ってみる
# リストを作成
numbers = [10, 20, 30]
# リストの長さを関数で調べる
print(len(numbers)) # 出力:3
ここで使っているのは関数です。
len()は「リストの長さを返す関数」print()は「画面に表示する関数」
どちらも、リストとは別の場所から使っているのがポイントです!
🧪 サンプル2:メソッドを使ってみる
# リストを作成
numbers = [10, 20, 30]
# リストに新しい数字を追加する(appendはメソッド)
numbers.append(40)
# 結果を表示
print(numbers) # 出力:[10, 20, 30, 40]
こちらはメソッドです。
append()は、「このリストに40を追加してね!」という命令- メソッドは、
データ.メソッド名()の形で使います
関数と違って、「リストにくっついている命令」だからこそこの書き方なんですね。
🧠 補足:自分で関数を作ることもできる!
Pythonでは、自分だけの関数を作ることもできます。
def say_hello():
print("こんにちは!")
say_hello() # 出力:こんにちは!
このように、def を使えば自作関数が作れますよ!
最初のうちは使わなくても大丈夫ですが、「関数ってこうやって作るんだ〜」とイメージしておくと、今後の勉強がスムーズになります。
✨ 関数とメソッド、使い分けのコツ
- データの中身を操作したいとき → メソッド(
append()など) - データを外からチェックしたり表示したり → 関数(
len()やprint()など)
6. まとめ|リストと関数・メソッドの違いを理解しよう
おつかれさまでした!ここまでで、Pythonの「リスト」や「関数」「メソッド」についてしっかり学んできましたね。
最後に、この記事のポイントをもう一度まとめておきましょう。
✅ 今日の学びまとめ
🔹 リストとは?
複数のデータをまとめて管理できる、Pythonの便利な入れ物。配列のように使えます。
🔹 リストの基本操作
append():データを追加insert():好きな場所に追加remove():特定のデータを削除pop():特定の位置を削除len():データの数を数えるin:データが含まれているか調べる
🔹 関数とメソッドの違い
- 関数:
print()やlen()のように、データの外から呼び出す処理 - メソッド:
list.append()のように、データ(オブジェクト)にくっついている処理
よくある質問(Q&A)
- QPythonに「配列」はないの?
- A
はい、Pythonには「list(リスト)」という型があり、これが配列のように使えるので、通常はリストを使えばOKです。より専門的な配列を使いたいときは、
arrayモジュールやNumPyという外部ライブラリを使いますが、初心者のうちはリストで十分です!
- Qappend() と insert() の違いは?
- A
append()はリストの一番うしろに追加するメソッドです。
一方、insert()は 好きな位置に追加できる 便利なメソッドです。list.append(データ) # 末尾に追加
list.insert(位置, データ) # 指定位置に追加
- Qremove() と pop() はどう違うの?
- A
remove()は「値を指定して削除」、pop()は「インデックス番号を指定して削除」する点が違います。list.remove("バナナ") # バナナという値を削除
list.pop(1) # 1番目の要素を削除








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