1. はじめに|手作業の操作、そろそろ自動化しませんか?
パソコンで毎日、同じような作業を繰り返していませんか?
たとえば、
- 毎朝エクセルファイルを開いてデータをコピペ
- 決まった場所をクリックしてツールを起動
- 定型文を何度もタイピング…
こうした「単純だけど手間がかかる操作」は、Pythonを使えば自動でやってもらうことができます!
今回紹介するのは、「PyAutoGUI(パイ・オート・ジーユーアイ)」というライブラリ。
これを使うと、Pythonでマウスの動きやクリック、キーボード入力などを自動化できるんです。
まるで「見えないロボット」があなたの代わりに画面を操作してくれるような感覚で、仕事や作業が一気にラクになります。
しかも、使い方はとってもかんたん。
Pythonの初心者さんでも、この記事を読めばすぐに試せる内容にまとめています!
2. PyAutoGUIとは?できることと仕組み
**PyAutoGUI(パイ・オート・ジーユーアイ)**は、Pythonでマウスやキーボードを自由に操作できる便利なライブラリです。
簡単に言うと、「Pythonで人間の代わりにパソコンを操作するツール」みたいなものです。
たとえば、こんなことができます:
✅ PyAutoGUIでできること一覧
- マウスの移動・クリック・ダブルクリック・右クリック
- 画面上の座標を指定して操作
- キーボードでの文字入力、自動ショートカット操作(例:Ctrl+Cなど)
- スクリーンショットの取得
- 画面上の画像を探してクリック(画像認識)
これらを組み合わせることで、
- 毎日同じExcel操作を自動化したり
- ウェブサイトの操作をスクリプト化したり
- 単純作業をボタン一つで一括実行したり
といった業務の効率化がカンタンにできるようになります。
🧠 PyAutoGUIのしくみをざっくり解説
PyAutoGUIは、OS(WindowsやMacなど)の画面上で**マウスとキーボードをエミュレート(まねる)**することで動いています。
たとえば:
import pyautogui
pyautogui.moveTo(500, 300)
pyautogui.click()
このコードを実行すると、マウスが画面の座標「(500, 300)」に移動して、クリックします。
まるで人がやってるみたいですよね!
💡対応しているOSと注意点
PyAutoGUIは以下のOSで使えます:
- ✅ Windows
- ✅ macOS
- ✅ Linux(ただし一部機能は制限あり)

ただし、「画面の見た目をそのまま操作」するため、解像度や配置が変わると動かないこともあります。自分の環境でしっかり動くように確認しながら使いましょう。
3. PyAutoGUIのインストール方法
PyAutoGUIを使うには、まずPythonにインストールする必要があります。
といってもやり方はとってもかんたん。コマンドを1行打つだけでOKです!
✅ インストール手順(Windows・Mac・Linux共通)
ターミナル(またはコマンドプロンプト)を開いて、次のコマンドを入力してください:
pip install pyautogui
このコマンドを実行すると、自動的に必要なファイルがダウンロードされてPyAutoGUIが使えるようになります。
🧰 よくある補足:pipってなに?
pip(ピップ)は、Pythonのライブラリをインストールするためのツールです。
Pythonをすでにインストールしていれば、たいてい最初から使えるようになっています。
もし「pipが見つかりません」と出たら、Pythonのインストールやパス設定がうまくいっていない可能性があります。
📦 画像認識を使いたい場合の追加インストール
PyAutoGUIの中には、画像を見つけてクリックする機能もあります(画面内のボタンを探すなど)。
これを使う場合は、追加で以下もインストールしておくと安心です:
pip install opencv-python pillow
これで、スクリーンショットや画像認識の機能もバッチリ使えます!
💡インストールに失敗したら?
- ターミナルに「Permission denied」や「command not found」と出たら、
python -m pip install pyautoguiを試してみましょう。 - 仮想環境(venv)を使っている場合は、その環境を有効化してからインストールしてください。
4. 実践:よくある自動化操作をやってみよう!
インストールができたら、さっそくPyAutoGUIを使って実際に自動化してみましょう!
ここではよく使う操作を中心に、コード付きでやさしく紹介します。
4-1. マウスを自動で動かす・クリックする
まずは「マウスを動かしてクリック」してみましょう。
import pyautogui
# マウスを画面の指定位置に移動(例:500, 300)
pyautogui.moveTo(500, 300)
# 左クリックを実行
pyautogui.click()
上のコードを実行すると、マウスが自動で動いてその位置をクリックしてくれます。
まるで「見えない手」が動いてるみたいですね!
4-2. 画面の特定位置をクリック(座標指定)
画面上の「ここをクリックしたい!」という場所が決まっている場合は、その座標を指定して操作できます。
📌 座標の確認方法
pyautogui.position()
このコードを実行すると、今のマウス位置(X, Y)がターミナルに表示されます。
実際の位置を確認して、その値を使いましょう。
🔽 クリックするコード
# たとえば、座標(800, 400)をクリック
pyautogui.click(800, 400)
これで、画面の好きな場所をピンポイントでクリックできます!
4-3. キーボードで自動入力する
マウスだけでなく、文字の入力も自動でできるんです!
import pyautogui
# 少し待ってから入力(5秒待機)
pyautogui.sleep(5)
# 文字を入力
pyautogui.write('こんにちは、PyAutoGUI!', interval=0.1)
interval=0.1とすることで、0.1秒ごとに文字を1つずつ入力します。
ちょっと人間っぽく見せたいときにおすすめです😊
4-4. スクリーンショットを撮る
PyAutoGUIを使えば、画面のスクリーンショットもかんたんに撮れちゃいます!
📸 画面全体をキャプチャして保存する
import pyautogui
# スクリーンショットを撮って、ファイルとして保存
pyautogui.screenshot('screenshot.png')
このコードを実行すると、今の画面全体を撮影して「screenshot.png」という名前で保存されます。
画像は実行したファイルと同じフォルダに出力されますよ。
🖼 部分的にスクリーンショットを撮りたいとき
画面の一部だけをキャプチャしたいときは、範囲を指定できます。
# x=100, y=100 の位置から 幅300×高さ200 の領域をキャプチャ
pyautogui.screenshot('partial.png', region=(100, 100, 300, 200))
これで必要なところだけを切り取って画像にできます。
ちょっとした資料作成やデバッグにも便利です!
4-5. 画像認識でボタンを押す(画像マッチング)
画面上にある決まった見た目のボタンやアイコンを自動で探して、クリックすることもできます!
たとえば、次のような使い方ができます👇
- 特定のボタン画像を用意しておく
- 画面内からその画像を探す
- 見つけた場所をクリック!
🔍 画像を探してクリックするサンプル
import pyautogui
# ボタン画像を探す(例:button.png)
location = pyautogui.locateOnScreen('button.png')
# 見つかったら中央座標を取得してクリック
if location:
center = pyautogui.center(location)
pyautogui.click(center)
else:
print('画像が見つかりませんでした')
この方法なら、「ボタンの位置が毎回変わる」ような状況でも対応できます!
💡ポイント
- 検出に使う画像(例:button.png)は、画面と同じサイズ・同じ色合いにするのがコツ。
- 環境によっては認識がうまくいかないこともあるので、画質・解像度に注意しましょう。
- 少し待機してから使うと成功率アップ(例:
pyautogui.sleep(2))

これで、PyAutoGUIを使った基本的な操作はバッチリです!
5. 注意点と安全対策
PyAutoGUIはとても便利ですが、「勝手にマウスやキーボードを動かす」性質上、ちょっとしたミスで大変なことになる可能性もあります。
そこで、安心して使うための3つの安全対策を覚えておきましょう!
✅① 緊急停止できる「FAILSAFE」機能
PyAutoGUIには、安全装置として「マウスを画面の左上に動かすと強制停止」する機能があります。
これは標準でオンになっているので、暴走したときも安心!
pyautogui.FAILSAFE = True # これがデフォルト(True)です
💡 どうやって使うの?
→ 自動化中に「やばい!止めたい!」と思ったら、マウスカーソルを**画面の左上(0,0)**に動かしてください。
すると、すぐにプログラムが止まります。
✅② 必要に応じて「待機時間」を入れる
自動化は一瞬で実行されるので、人間が見てる暇もないくらい速いです。
そのため、途中で画面の読み込みや反応を待つ必要があるときは、sleep()で待機時間を入れてあげましょう。
import time
pyautogui.click()
time.sleep(2) # 2秒待つ
pyautogui.write("次の入力へ")
✅③ 「人が使っているPC」での実行は慎重に
PyAutoGUIは本当にマウスやキーボードを“奪って”動かすので、他の操作と同時に使うのはNGです。
できれば以下のような環境で実行しましょう。
- サブPCや仮想マシン(VirtualBoxなど)
- 無人のタイミング(夜間にバッチ処理など)
- あらかじめ動作確認済みのスクリプトのみ使用
🛑 失敗あるあるとその対処
| 失敗例 | 対処法 |
|---|---|
| マウスが暴走して止まらない | 左上(0,0)に動かして停止(FAILSAFE) |
| 画面クリックがうまくいかない | 座標が合ってない → pyautogui.position()で確認 |
| 画像認識が失敗する | 画像のサイズ・明るさが異なる → 同じ解像度で撮り直す |

こうした安全対策を知っておくだけで、PyAutoGUIを安心して活用できます!
6. まとめ|PyAutoGUIで業務の手作業を減らそう
今回は、Pythonライブラリ「PyAutoGUI」を使って、
マウスやキーボードの操作を自動化する方法をやさしく紹介しました。
覚えておいてほしいポイントをまとめると…
✅ PyAutoGUIでできること(ふりかえり)
- マウスの移動・クリック・ドラッグ
- キーボード入力(文章・ショートカット)
- スクリーンショットの撮影
- 画像認識による自動クリック
✅ 自動化で得られるメリット
- 毎日の単純作業を減らせる
- ミスや操作漏れが減る
- 作業時間を大幅に短縮できる
- 「業務効率化」だけでなく「副業・趣味」にも応用可能
PyAutoGUIは、たった数行のPythonコードで画面操作を自由に操れる強力なツールです。
最初は「なんだか難しそう…」と感じるかもしれませんが、
実際に動かしてみるとびっくりするほどシンプルです。
ぜひ、今回のサンプルコードをマネしながら、
あなたの作業をちょっとずつ自動化してみてくださいね!
「人がやらなくてもいい仕事」は、Pythonにおまかせしちゃいましょう💻✨
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よくある質問(Q&A)
- QPyAutoGUIはスマホでも使えますか?
- A
いいえ、PyAutoGUIはPC(Windows・Mac・Linux)用のライブラリです。スマートフォンには対応していません。
- Q自動化中にPCが勝手に操作されて止まらない時は?
- A
マウスを画面の左上(0,0)に動かすと、自動でスクリプトが停止します。これは
FAILSAFE機能による安全装置です。
- Qボタンの位置が毎回変わる画面でも自動化できますか?
- A
はい、画面の画像を使った「画像認識クリック機能」を使えば、位置が変わっても対応できます。







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