1. はじめに|PostgreSQLでSQLを学ぶメリットとは?
こんにちは!
この記事では、データベースの基本である**SQL(エスキューエル)と、人気の高いデータベースソフトPostgreSQL(ポストグレスキューエル)**の使い方をやさしく解説していきます。
▶ SQLってなに?
まず「SQLってなに?」というところからお話ししましょう。
SQLとは、「Structured Query Language(構造化問い合わせ言語)」の略で、簡単にいうと「データベースに命令を出すための言葉」です。
たとえば…
- 新しいデータを登録したいとき(INSERT)
- 登録されたデータを調べたいとき(SELECT)
- いらないデータを消したいとき(DELETE)
そんなときに使うのが、SQLなんです。
▶ PostgreSQLってなに?
じゃあ「PostgreSQL」って何なの?と思った方も多いはず。
PostgreSQLは、無料で使えるデータベースソフトのひとつで、
- 高性能で
- 世界中で使われていて
- 企業の本格的なシステムにも使われている
とても信頼できるソフトなんです。
他にも有名な「MySQL(マイエスキューエル)」というソフトもありますが、PostgreSQLはより高度な機能を持っていて、学習にもぴったりなんですよ。
▶ この記事はこんな人におすすめ!
- SQLって聞いたことあるけど、よくわからない…
- データベースを触ったことがないけど、ちょっとやってみたい!
- 将来エンジニアになってみたいと思っている中高生や初心者の方!
2. PostgreSQLのインストールと準備
SQLの世界に入る第一歩として、まずは「PostgreSQL(ポストグレスキューエル)」をパソコンにインストールしてみましょう。
インストールといっても、やることはシンプルなのでご安心ください!
▶ ステップ①:PostgreSQLをインストールしよう
以下の公式サイトから、自分のパソコンに合ったインストーラーをダウンロードできます。
👉 https://www.postgresql.org/download/
▽ Windowsの場合
- ページから「Windows」を選びましょう。
Download the installerをクリック。PostgreSQL version(例:16.1など)を選んで、64bit版をダウンロード。- ダウンロードした
.exeファイルを実行して、画面の指示にしたがって進めればOK!
途中で**「パスワードの入力」**が出てきますが、忘れないようにどこかにメモしておきましょう!
▽ Macの場合(Homebrewを使う方法)
Macの人は「Homebrew(ホームブルー)」という便利なツールがあれば、ターミナルから一発で入れられます。
brew install postgresql
インストールが終わったら、次のコマンドでPostgreSQLを起動できます。
brew services start postgresql
※Homebrewが入っていない人は、https://brew.sh/index_ja を見て導入してみましょう。
▶ ステップ②:pgAdminでかんたん操作(初心者向け)
PostgreSQLをインストールすると一緒に入る「pgAdmin(ピージー・アドミン)」というツールもとても便利です!
これは、データベースをマウス操作で触れる専用アプリで、難しいコマンドが苦手な人にピッタリです。
- データベースの中身を確認できる
- SQLの命令を書けるエディタがある
- 結果もグラフィカルに見やすい!
まずはこのpgAdminを開いて、PostgreSQLサーバに接続してみましょう。
パスワードはインストール時に入力したものを使います。
▶ 補足:コマンドライン操作もできるようになると便利!
慣れてきたら、黒い画面(ターミナルやコマンドプロンプト)からもSQLを実行してみましょう。
たとえば以下のようにして、PostgreSQLにログインできます。
psql -U postgres
postgres はユーザー名で、初期状態のままだとこの名前になっています。
「-U」はユーザー指定の意味です。

次のステップでは、いよいよデータベースとテーブルを作って、データを操作していきます!
ちょっとワクワクしてきましたか?🎉
3. データベースとテーブルを作ってみよう
さあ、いよいよ実際にデータベースの中に「入れ物」を作ってみましょう!
ここでは以下の2つをやっていきます。
- データベースの作成(大きな箱)
- テーブルの作成(中に入れる小分けの箱)
どちらもSQLの命令(クエリ)を使って、かんたんにできますよ。
▶ データベースを作る:CREATE DATABASE
まずは「データベース」という大きな入れ物を作ります。
以下のようなSQL文を使います👇
CREATE DATABASE sample_db;
意味は、「sample_db という名前のデータベースを作ってね!」という命令です。
✅ 実行方法
pgAdminの「クエリエディタ」にこの文をコピペして、再生ボタン ▶️ をクリックするだけ!
ターミナルからやる場合は、psqlにログインしてから上記のコマンドを入力します。
▶ テーブルを作る:CREATE TABLE
データベースの中に「テーブル(表)」を作って、データを入れられるようにしましょう。
CREATE TABLE users (
id SERIAL PRIMARY KEY,
name TEXT NOT NULL,
age INTEGER
);
この命令の意味はこんな感じです👇
| 行 | 意味 |
|---|---|
id SERIAL PRIMARY KEY | 自動で番号が振られるID欄(主キー) |
name TEXT NOT NULL | 名前の欄。空っぽにできない |
age INTEGER | 年齢(整数)を入れる欄 |
つまり、「ユーザーの情報を保存する表」を作る命令ですね!
✅ 実行のしかた
さっきと同じように、pgAdminのクエリエディタに貼り付けて実行しましょう。
うまくいけば、「クエリが正常に実行されました」といった表示が出ます。
🔍 よくあるミスとエラー対策
初心者がよくやりがちなミスも紹介しておきますね。
| よくあるミス | 解決方法 |
|---|---|
セミコロン ; を忘れる | SQL文の終わりには必ず ; をつけよう! |
| 名前がかぶっている | 同じ名前のテーブルやDBは作れません。別の名前にしよう |
| 大文字・小文字の違い | PostgreSQLでは基本的に小文字で書くのが安心です |
💡 プチヒント
「テーブルって何のためにあるの?」と感じる人もいるかもしれません。
テーブルは、Excelの表みたいなものです。たとえば、ユーザー一覧表や商品の在庫表など、情報を整理して保存しておくために使います。
これがSQLの「基本中の基本」になります!

次は、作ったテーブルに実際にデータを入れたり、取り出したりしてみましょう!
4. データの追加・取得・更新・削除を体験!
さて、テーブルが作れたら、いよいよデータの出し入れにチャレンジしてみましょう!
SQLでは、以下のような基本操作があります👇
- データを追加する →
INSERT - データを取り出す →
SELECT - データを更新する →
UPDATE - データを削除する →
DELETE
この4つが使えれば、もう立派なデータベース使いです!✨
ひとつずつ、一緒にやってみましょう!
▶ データを追加する:INSERT INTO
まずはデータを1件追加してみましょう。
たとえば、users テーブルに「たろう」くん(15歳)を追加するには👇
INSERT INTO users (name, age)
VALUES ('たろう', 15);
これで、name と age にそれぞれ「たろう」「15」が入ります。
🔍 ヒント: id は自動で数字が入るので、指定しなくてOK!
▶ データを取り出す:SELECT
登録されたデータを確認するには、SELECT を使います。
SELECT * FROM users;
これは「usersテーブルのすべてのデータを表示して!」という命令です。
もし、年齢が15歳の人だけを見たいときは…
SELECT * FROM users WHERE age = 15;
▶ データを更新する:UPDATE
「たろうくんの年齢が16歳になった!」という場合は、以下のように更新できます。
UPDATE users
SET age = 16
WHERE name = 'たろう';
⚠️ WHEREを忘れると全員の年齢が変わってしまうので注意!
▶ データを削除する:DELETE
「たろうくんの情報を削除したい」ときは、こう書きます👇
DELETE FROM users WHERE name = 'たろう';
これで、該当するデータだけを消せます。
💡 ワンポイントアドバイス
| 操作 | コツ |
|---|---|
INSERT | 入れる順番とカラム名は必ず合わせよう! |
SELECT | 必要なカラムだけ指定することもできる(例:SELECT name FROM users;) |
UPDATE | 必ず WHERE 条件をつけるクセをつけよう |
DELETE | 本当に消していいか、実行前にもう一度見直そう! |
🧪 ちょっとした練習課題
- ユーザーを2人追加してみよう
- 年齢が15歳のユーザーを取り出してみよう
- 誰かの年齢を1つ上げてみよう
- その人のデータを削除してみよう
遊び感覚で色々試してみてくださいね!
5. ちょっと便利なSQL構文紹介
ここまでで、SQLの基本操作(追加・取得・更新・削除)はバッチリ覚えましたね!
この章では、さらにちょっと便利なSQLの命令をいくつか紹介していきます。
これを覚えると、より自由にデータを扱えるようになりますよ!
▶ 並び替えたいときは:ORDER BY
データを年齢順や名前順に並べたいときに使うのが ORDER BY です。
SELECT * FROM users ORDER BY age ASC;
これは「年齢が若い順(昇順)」に並べる命令です。
逆に、年齢が高い順にしたいときは DESC(降順)を使います。
SELECT * FROM users ORDER BY age DESC;
▶ 一部だけ見たいときは:LIMIT
たくさんデータがあっても、「上位3件だけ見たい」なんてとき、ありますよね?
そんなときは LIMIT を使います。
SELECT * FROM users ORDER BY age DESC LIMIT 3;
これで、「年齢が高い順に上位3人」だけを見ることができます!
▶ あいまい検索:LIKE
「名前に『た』がついている人だけ見たい」ときに便利なのが LIKE です。
SELECT * FROM users WHERE name LIKE '%た%';
% は「何文字でもOK」の意味なので、
この命令は「たが含まれている名前」を探すという意味になります。
🔍 例:'%た' は「たで終わる」、'た%' は「たで始まる」
▶ 複数の条件を組み合わせる:AND / OR
たとえば、「年齢が15歳で名前に『た』が入ってる人」を探したいときは?
SELECT * FROM users WHERE age = 15 AND name LIKE '%た%';
逆に、「年齢が15歳または名前に『た』が入っている人」なら OR を使います。
SELECT * FROM users WHERE age = 15 OR name LIKE '%た%';
▶ 空っぽ(NULL)を扱う:IS NULL / IS NOT NULL
データベースでは、値が入っていないことを NULL(ヌル) と言います。
NULLを含むデータを探したいときはこう書きます👇
SELECT * FROM users WHERE age IS NULL;
逆に、「年齢が入っている人だけ」を探すときは IS NOT NULL を使いましょう。
SELECT * FROM users WHERE age IS NOT NULL;
💡 まとめ:SQLは「組み合わせ」が大事!
便利なSQL文は、基本のSELECT + 条件やオプションを組み合わせるだけで作れます。
例えばこんなふうに👇
SELECT name FROM users
WHERE age >= 18 AND name LIKE '%子%'
ORDER BY age DESC
LIMIT 2;

「18歳以上で名前に『子』が含まれる人を、年齢が高い順で2人だけ表示」
…という命令になります!すごく柔軟ですね✨
6. PostgreSQLでの学習を加速するには
ここまでで、SQLの基本操作はバッチリですね!
でも、ここで終わってしまうのはもったいない…。
この章では、「もっと楽しく」「もっと効率よく」学んでいくための方法をご紹介します。
▶ 練習用のサンプルデータベースを使ってみよう!
毎回、自分でテーブルを作ってデータを入れるのって、ちょっと大変ですよね。
そんなときに便利なのが「サンプルデータベース」です。
▽ 有名なサンプル:dvdrental や pagila
PostgreSQLの公式が配布している「dvdrental」というデータベースは、DVDレンタルのお店を再現したサンプルです。
使い方は簡単!
- 以下のページから
.tarファイルをダウンロード
👉 https://www.postgresql.org/ftp/projects/pgFoundry/dbsamples/ - pgAdminなどから「データベースの復元」で読み込む
すぐにたくさんのテーブルやデータが用意されていて、SELECT や JOIN の練習ができますよ!
▶ GUIツールを使うとグッと楽になる!
PostgreSQLにはコマンドラインだけでなく、**GUI(画面で操作できるツール)**もあります。
▽ おすすめツール
- pgAdmin(公式。初心者向け。PostgreSQLに標準でついてくる)
- DBeaver(複数DB対応。日本語対応あり。無料で高機能)
- TablePlus(デザインがシンプル。Macユーザーに人気)
GUIを使うと、
- テーブルの中身をクリックで見られる
- SQLの入力補完(自動で補ってくれる機能)が使える
- 複雑なSQLを視覚的に理解しやすい
といったメリットがあり、学習のスピードがかなりアップします!
▶ 無料で学べる学習サイトや教材もチェック!
今は、SQLやPostgreSQLを無料で学べる素敵なサイトがたくさんあります。
▽ おすすめ教材
また、YouTubeにも「PostgreSQL入門」などのキーワードで初心者向け解説動画がたくさんあります。
動画で学ぶと、実際の画面操作がわかりやすいのでおすすめです!
💬 実際にプロもこうやって学んでる!
現場のエンジニアも、以下のようなスタイルで日々SQLを勉強しています。
- 仕事や趣味で「実際に使う課題」を決めてSQLを書く
- チートシート(よく使う命令を一覧にした表)を手元に置く
- 新しい構文が出てきたらググってコピペ → 試してみる!
つまり、「調べながらでもOK!」「試しながら覚える」が正解なんです。
🧠 小さなことからコツコツと!
最初は「SELECT」しか使わなくても全然OK!
一歩ずつ、できることを増やしていくのがSQLのコツです。

「わからない=学びのチャンス」です。焦らず、気軽に楽しみながら学んでいきましょう!
7. まとめ|SQLは触って覚えるのが一番!
ここまで、PostgreSQLを使ってSQLの基本操作を学んできました。
おつかれさまでした!💮
▶ 最初は「意味がわからない」でOK!
「SELECTってなに?」「WHEREって毎回必要?」
最初は、そう思って当然です。
でも大丈夫!
SQLは使えば使うほど自然に覚えられる言語です。
覚え方としては、「意味を理解してから覚える」よりも、
**「書いてみて動いたらOK! → 少しずつ理解する」**の方が身につきやすいですよ。
▶ 学んだ内容をもう一度ふりかえろう
このシリーズで学んだことをまとめておきます👇
| セクション | 内容 |
|---|---|
| 1. はじめに | SQLとPostgreSQLの基本、学ぶメリット |
| 2. インストール | Windows・Macでの導入方法、pgAdminの使い方 |
| 3. 作成 | データベースとテーブルの作成方法 |
| 4. 基本操作 | INSERT / SELECT / UPDATE / DELETE を使ってみよう |
| 5. 応用操作 | ORDER BY、LIKE、LIMITなどの便利な検索 |
| 6. 学び方 | サンプルデータ、GUIツール、学習サイトの活用法 |
ひとつでも「なるほど!」と思えたら、それは大きな進歩です✨
▶ あとはあなた次第!
- 自分だけの「練習用テーブル」を作って遊んでみる
- ゲームのキャラクター管理表、レシピ管理、TODOリスト…なんでもOK!
楽しんで使えるテーマで練習すると、SQLがどんどん好きになりますよ。

SQLはどんなプログラミング言語を使うときでも、データを扱う場面で必ず登場します。だからこそ、ここで学んだことは一生モノのスキルになります。PostgreSQLと一緒に、じっくり・気軽に・楽しく学んでいきましょう!
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よくある質問(Q&A)
- QPostgreSQLとMySQL、どっちを学べばいいですか?
- A
どちらも人気ですが、PostgreSQLは「厳密な動作」「高機能」「標準SQLに近い」点で学習におすすめです。実務でもよく使われます。
- QSQLって暗記しないといけない?
- A
いいえ!SQLは「何度も使っているうちに自然に覚える」タイプの言語です。まずは書いて試すことが大事です。
- Qテーブルの削除や変更って危なくないですか?
- A
間違えるとデータが消えることもあるので、実験は必ず練習用のデータベースで行いましょう! バックアップもこまめに取るのが安全です。







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