1. はじめに|Gitってなに?なぜ使うの?
こんにちは!今回は、プログラミングの現場でとってもよく使われる「Git(ギット)」について、初心者さん向けにわかりやすく解説していきます。
Gitってなに?
Git(ギット)は、ソースコードの変更履歴を記録・管理するためのツールです。
たとえば、学校の作文で「前のバージョンに戻したい!」って思ったこと、ありませんか?Gitを使えば、それが一瞬でできちゃうんです!
なんで使うの?
「ひとりでコードを書くだけなら、履歴なんていらないんじゃ?」と思うかもしれませんが、Gitにはたくさんのメリットがあります。
✅ 変更を記録できる!
たとえば、「この前のバージョンのコードの方が良かったな…」と思ったとき、Gitが記録してくれていれば、すぐに元に戻せます。
✅ チーム開発でも安心!
もしあなたが誰かと一緒にアプリやWebサービスを作ることになったら、**「誰が、いつ、どこを変更したのか」**をGitが教えてくれます。これがあると、ミスやトラブルを防げるんです。
✅ トラブルが起きても冷静になれる
「やばい、コードが動かなくなった!」そんなときでも、Gitを使っていればすぐに動いていた状態に戻せるので、とっても安心。
Gitを使うとどんなことができるの?
Gitにはいろんな機能がありますが、まずは以下のような基本操作を覚えるだけでもOKです。
- リポジトリを作る(git init)
- 変更を記録する(git commit)
- 過去の状態に戻す(git reset / git revert)
- 複数の作業を分ける(ブランチ)
- 作業を1つにまとめる(マージ)
「なにそれ難しそう…」と思うかもしれませんが、一つずつ覚えれば大丈夫!
この記事では、Gitの超基本から、実際に使うときのコマンド、PyCharmでの操作方法までやさしく紹介していきます。
それでは、Gitの世界へ一緒に入っていきましょう!
2. Gitの基本操作と概念をわかりやすく解説
ここからは、Gitの基本操作について、初心者の方にもわかりやすく順を追って説明していきます。ひとつひとつの意味や使い方を理解すれば、怖くありませんよ!
🔰 リポジトリ(Repository)ってなに?
まず最初に覚えておきたいのが「リポジトリ(通称:リポ)」です。
リポジトリとは…
プロジェクトのコードやファイルをまとめて管理する“入れ物”のようなものです。
たとえば、あなたがアプリを作るとしたら、その中には main.py や README.md など、いろんなファイルがありますよね?
それらをひとまとめにして、Gitで管理できるようにするのが「リポジトリ」です。
📌 リポジトリを作るには?
ターミナル(コマンドプロンプト)を開いて、プロジェクトのフォルダーでこのコマンドを打ちます:
git init
これで、そのフォルダーがGitで管理されるようになります。見えないところに .git という設定ファイルも自動で作られます。
✍️ 変更を記録する「コミット(Commit)」
Gitでは、コードの変更を**「コミット」という単位で記録**します。
コミットをすると、その時点のコードの状態を「保存」できるので、あとからいつでもその状態に戻すことができます。
コミットまでの流れ:
- 現在の状態を確認する
git status
- 変更したファイルを「ステージング」に追加
git add ファイル名
または、すべての変更を一括で追加したい場合:
git add .
- コミットする
git commit -m "作業内容をわかりやすく書いたメッセージ"
💡コミットするたびに、Gitはその時のコードの状態を「写真のように保存」してくれます。
🕵️♀️ 変更履歴を見る「git log」
過去にどんなコミットをしたかを確認するには、このコマンドを使います:
git log
すると、過去のコミット一覧(誰が、いつ、何をしたか)がズラッと表示されます。まさに“履歴書”みたいな感じですね。
💡ステージングってなに?
「ステージング(staging)」とは、これから記録(コミット)したい変更を一時的にまとめる場所です。
たとえば、複数のファイルを編集したときに、「このファイルだけ先に保存したいな…」というとき、ステージングを使えば好きな変更だけを選んで保存できるんです。
git add が「ステージに上げる」操作、git commit が「記録する」操作です。

次は、Gitでよく出てくる「追跡されないファイル(Untracked Files)」と、それを無視する .gitignore の使い方について解説していきます!
3. 追跡されないファイルと.gitignoreの使い方
Gitを使っていると、git status コマンドを実行したときに、
「Untracked files(追跡されていないファイル)」という表示が出ることがあります。
これ、ちょっとドキッとしますよね。でも大丈夫!この章では、その正体と対処方法をわかりやすく説明します。
🔍 Untracked Files(追跡されていないファイル)とは?
Gitは「どのファイルを管理するか」を自分で選ぶスタイルです。
つまり、勝手に全部のファイルを管理しないんです。
だから、プロジェクトに新しく追加したファイルは、最初は「未追跡(untracked)」として扱われます。
たとえば、こんな表示が出たら:
Untracked files:
new_file.py
これは「new_file.py はまだGitに追加されてないよ〜」という意味です。
📥 追跡対象にするには?
そのファイルをGitで管理したい場合は、git add でステージングに追加すればOK!
git add new_file.py
これで、次のコミットからちゃんと記録されるようになります。
🙅♂️ 逆に「追跡したくないファイル」って?
ログファイルや一時ファイル、開発環境ごとの設定ファイルなど、
毎回変更されるけど、履歴を残す必要がないファイルってありますよね?
たとえば:
.DS_Store(Macの自動生成ファイル)*.log(ログファイル)__pycache__/(Pythonのキャッシュフォルダ)
これらをGitに毎回「追加するかどうか確認される」のって面倒ですよね。
✨ .gitignore で無視するファイルを指定!
そんなときは、.gitignore ファイルを使いましょう。
.gitignore は、「このファイルやフォルダはGitで無視してね」と指示できる特別なファイルです。
例:.gitignore の中身
*.log
.DS_Store
__pycache__/
.env
このように書いておくと、上記のファイルやフォルダーはGitで管理されなくなります。
💡ポイント
.gitignoreはリポジトリの**ルートディレクトリ(最上位)**に作ります。- 一度Gitで追跡を始めたファイルは、
.gitignoreに書いても無視されません。- →その場合は一度
git rm --cached ファイル名で追跡を解除しましょう。
- →その場合は一度

これで、余計なファイルをGitに入れずに、スッキリと管理できるようになります!
次は、Gitのとっても便利な機能「ブランチとマージの使い方」について紹介します。
新しい機能を追加するときや、チーム開発で役立つ考え方ですよ!
4. ブランチとマージの使い方
ここからは、Gitの強力な機能「ブランチ」と「マージ」について解説していきます。
ちょっと聞き慣れない言葉かもしれませんが、これがわかるとGitの便利さが一気に広がりますよ!
🌱 ブランチ(Branch)ってなに?
ブランチとは、**作業の「分岐点」**のことです。
たとえば、「新しい機能を試したいけど、今のコードを壊したくないな…」ってときに、このブランチが活躍します!
ブランチを使えば、現在のコードを保ったまま、別の場所で自由に作業ができるんです。
イメージ:
- メインブランチ(
main)= 安定した本番コード - 新しいブランチ(
feature-x)= 実験や新機能の開発
🛠️ ブランチの基本操作
✅ 新しいブランチを作って、すぐ切り替える
git checkout -b 新しいブランチ名
たとえば、新しいログイン機能を作るときは:
git checkout -b feature/login
✅ 既存のブランチに切り替える
git checkout ブランチ名
🔄 マージ(Merge)とは?
マージは、あるブランチの変更内容を、別のブランチに取り込む操作です。
例:「feature/login で作った機能を main に統合する」という感じ。
✅ マージの手順
- まず、取り込み先のブランチ(例:main)に切り替える
git checkout main
- つぎに、取り込みたいブランチをマージする
git merge feature/login
これで、feature/login での変更内容が main に反映されます!
⚠️ コンフリクト(衝突)に注意!
ブランチ同士で同じファイルの同じ場所を変更していた場合、Gitは自動でどちらを使えばいいかわからず、「コンフリクト(衝突)」が起こります。
でも安心してください!コンフリクトが起きたときは、Gitが該当部分を教えてくれるので、手動でどちらの変更を残すか選ぶだけです。
PyCharmのようなIDEを使うと、GUIで左右に変更内容が表示されて、とっても直感的に解消できますよ。
💡 どうしてブランチを使うの?
- 新機能の開発と本番コードを分けられる
- 複数人で同時に作業しやすい
- 安心して実験できる!

次は、間違ったときに便利な「変更の取り消し・元に戻す操作」について解説します。
Gitの「やり直し機能」はとっても強力です!
5. 変更の取り消し・元に戻す操作
「うわっ、間違えてファイル消しちゃった!」「この変更、やっぱりなかったことにしたい…」
そんなとき、Gitがあれば安心です!
この章では、変更のやり直しや過去の状態への復元の方法を、やさしく解説します。
🕰️ 過去の状態に戻すには?|git reset
git reset は、指定したコミットの時点までコードを巻き戻すためのコマンドです。
使い方:
git reset --hard コミットID
たとえば:
git reset --hard a1b2c3d
これで、そのコミット時点の状態に完全に戻ります。
⚠️注意! --hard を使うと、現在の変更内容はすべて消えます(元に戻せません!)。使うときは慎重に!
🔄 間違えた変更を「取り消す」|git revert
git revert は、「この変更だけ取り消したいな」というときに便利です。
git revert コミットID
このコマンドは、指定したコミットの“逆の操作”を自動でやってくれるんです。
しかも、新しいコミットとして記録されるので、履歴も残って安心!
📝 編集前の状態に戻す|git checkout(ファイル単位)
「このファイルだけ、変更前の状態に戻したい!」というときは、以下のようにします:
git checkout -- ファイル名
例:
git checkout -- main.py
これで、最新のコミット時点の内容に戻すことができます。
ただし、ステージング前の状態に戻すだけなので、完全な巻き戻しではありません。
🧯 こんなときに使えるよ!
| 状況 | コマンド例 |
|---|---|
| 変更前の状態に一発で戻したい | git reset --hard |
| 間違った変更だけを取り消したい | git revert |
| ファイルを個別に元に戻したい | git checkout -- ファイル名 |
💡 安全にやり直すには?
- 最初は
git resetよりもgit revertを使う方が安全です。 - 作業の前に
git logで履歴をよく確認しましょう。 - 怖いときは「ブランチをコピーしてから試す」のもアリ!

次は、PyCharmを使ったGit操作についてご紹介します!
コマンドが苦手でも、GUIで直感的に操作できるので、初心者さんにぴったりです😊
6. PyCharmでGit操作をする方法
「コマンドラインってちょっと怖いな…」
そんな人におすすめなのが、PyCharmを使ったGit操作です!
PyCharmは、Python専用の開発ツール(IDE)で、Gitとの連携機能がとても充実していて使いやすいんです。
ここでは、PyCharmでできるGit操作と、その便利な使い方を紹介していきます!
🧭 PyCharmでGitを使う準備
まず、PyCharmでGitを使うには以下の設定を確認しておきましょう。
- Gitがインストールされていること
ターミナルでgit --versionと打って、バージョンが表示されればOK! - PyCharmのGit設定を確認
PyCharmの上部メニューからFile > Settings > Version Control > Git(MacはPyCharm > Preferences)を開いて、Path to Git executableにGitのパスが入っていれば準備完了!
📂 リポジトリの作成と初期化
PyCharmで新しいプロジェクトを作ったら、以下の手順でGit管理を開始できます。
- 画面右下に「Git: Not Versioned」と表示される → クリック
- 「Enable Version Control Integration」を選択
- 「Git」を選んでOK!
これで、リポジトリが初期化されて、.git フォルダが作成されます。
✍️ ファイルの追加・コミットも簡単!
ファイル変更後の操作
- 左のファイル一覧で、変更されたファイルに「青や赤のマーク」が表示されます。
- 変更内容を確認するには、ファイルを右クリック →
Git > Show Diff。 - コミットしたいときは、画面右上の
Commitボタンをクリック!
コミット画面では…
- 変更されたファイルが一覧で表示されます。
- ファイルごとの変更差分(Diff)も一目で確認できます。
- 下にコメント欄があるので、「どんな変更をしたか」を書いて
Commitボタンを押すだけ!
🌿 ブランチやマージもGUIでらくらく
ブランチの操作
- 画面右下の「ブランチ名(例:main)」をクリックすると、ブランチ操作メニューが出ます。
New Branchを選べば、新しいブランチをGUIから作成できます。
マージも直感的!
Git > Branches > Merge into Currentで、好きなブランチを選んでマージできます。
⚔️ コンフリクトもPyCharmなら怖くない!
もしマージ中にコンフリクト(衝突)が起きても大丈夫。
PyCharmでは、3ペインの専用画面で左右の変更点を見比べながら、どれを残すかを選ぶだけ!
✔ 両方残すこともできる
✔ 片方を選ぶこともできる
✔ 自分で直接修正することも可能!
💡 コマンドが苦手でも安心!
PyCharmのGit機能を使えば…
- コミット、ブランチ、マージがすべてマウス操作でできる
- コンフリクトも視覚的に解決できる
- 変更履歴もグラフでひと目でわかる
7. まとめ|まずはローカルGitから始めよう
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます!
Gitって最初はとっつきにくい印象があるかもしれませんが、実際に使ってみるととっても便利で頼もしいツールです。
🔁 Gitでできることをおさらい!
- 変更の履歴を残せる!
→ コードの状態を“いつでも”戻せる安心感。 - 作業をブランチで分けられる!
→ 実験や新機能を、安全に進められる。 - チームでの開発にも強い!
→ 誰がどこを直したのか、バッチリ記録。 - 間違えてもすぐ取り消せる!
→ 「やばい!」と思っても冷静にリセット or リバート。
💡 はじめて使うなら「ローカルGit」から!
Gitには「リモートリポジトリ(GitHubなど)」との連携もありますが、まずは自分のパソコン内(ローカル環境)だけで使うGit操作に慣れておくのがおすすめです。
コマンドラインでも、PyCharmのようなIDEでも、Gitの基本は同じです。
一度覚えてしまえば、どんな開発現場でも役立ちます!
🧭 次のステップは…?
ローカルGitに慣れてきたら、ぜひ以下のステップにも挑戦してみてください!
- GitHubにアカウントを作る
- リモートリポジトリと接続する(
git remote,git pushなど) - Pull Request(プルリクエスト)でコードレビューを依頼する
- CI/CDやIssue管理など、チーム開発のワークフローを学ぶ

Gitを使いこなすことは、プログラミングを長く楽しく続けていくうえでとても大きな力になります。
焦らず一歩ずつで大丈夫。あなたのペースで、Gitの世界に慣れていきましょう!
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→ Gitと組み合わせて、エラー原因を履歴から素早く特定できるようになります。 - 📦 Python自作モジュールの作り方と使い方
→ 複数ファイルでの開発時に、Gitでのバージョン管理が活きてきます!
よくある質問(Q&A)
- QGitとGitHubは何が違うの?
- A
Gitは“ローカルで動くバージョン管理ツール”で、GitHubは“そのGitのデータをクラウド上で共有・管理するサービス”です。
Gitを使えるようになると、GitHubも自然と使えるようになりますよ!
- QGitの操作って覚えるの難しそう…
- A
最初はむずかしく感じるかもしれませんが、よく使う操作は実は5つくらいです!
git init,git add,git commit,git status,git logを覚えるだけでも十分スタートできます!
- QPyCharm以外のツールでもGitは使える?
- A
はい!Visual Studio CodeやGitKraken、SourceTreeなど、Gitをサポートするツールはたくさんあります。
PyCharmはPython専用で使いやすいので、特に初心者さんにおすすめです。







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