はじめに|requirements.txtってなに?なんで使うの?
Pythonでプログラムを作っていると、「このライブラリ入れてないから動かない…!」っていう経験、ありませんか?
せっかく書いたコードも、使っているライブラリが相手のパソコンに入ってなかったらエラーになっちゃいますよね。
そこで登場するのが 「requirements.txt」 というファイルです!
このファイル、すごくシンプルなのにとっても便利で、Pythonで使っているライブラリをリストにしておいて、あとでまとめてインストールできるんです。
たとえば、こんなときに役立ちます:
- 自分のパソコンで作ったPythonアプリを、別のパソコンでも動かしたいとき
- チームで開発していて、みんなが同じ環境を使いたいとき
- GitHubなどでコードを公開して、他の人に「これ使ってみて!」って渡すとき
しかも、中に書いてあるのはただの文字列(例:Flask==2.2.2)だけなので、手で編集することもできるし、コマンド一発で自動で作ることもできちゃうんです!
この記事では、そんな便利なrequirements.txtの作り方・使い方を、初心者にもやさしく紹介していきます。
「Pythonの環境構築でいつもつまづくんだよな〜」という人にも、きっと役立つはずですよ!
1. requirements.txtとは?役割とメリット
requirements.txt(リクワイアメンツ ドット ティーエックスティー)は、Pythonのプロジェクトでよく使われるライブラリの一覧表のようなものです。中には「このプロジェクトではどんなライブラリが、どのバージョンで必要か?」という情報がズラッと書かれています。
✅ じゃあ何のために使うの?
一言でいうと、**「同じ環境をすぐに再現するため」**です。
Pythonで何かアプリやツールを作ったとき、それを他の人に渡すだけでは、うまく動かないことがよくあります。
なぜかというと、「自分のパソコンでは必要なライブラリが入っているけど、相手のパソコンには入っていない」から。
でも、requirements.txtを使えば安心!
pip install -r requirements.txt
このコマンドを一発打てば、中に書かれたライブラリが全部まとめてインストールされるんです。しかも、バージョン指定もできるので、自分と相手で同じ環境がカンタンに作れます。
✅ メリットまとめ!
| 機能 | 説明 |
|---|---|
| 一括インストールができる | 1行のコマンドで、必要なライブラリをすべて入れられる! |
| バージョンを固定できる | 同じライブラリでも違うバージョンだと動かないことも。requirements.txtならそれを防げる! |
| チーム開発や配布がラクになる | 誰が使っても同じ状態にできるので、エラーが減ってストレスフリー! |
| GitHubとの相性がバツグン | コードと一緒にアップしておけば、他の人が試すのも超ラク! |

「Pythonのプロジェクトをもっとスムーズに動かしたい」「環境構築でエラーを減らしたい」と思っているなら、requirements.txtは必須アイテムです!
次は、このファイルをどうやって作るのか、実際のコマンドを使って見ていきましょう!
2. pip freezeでrequirements.txtを作る方法
「requirements.txtって便利そうだけど、どうやって作るの?」
安心してください!作り方はとっても簡単。たった1行のコマンドを実行するだけなんです。
✅ pip freezeコマンドとは?
Pythonには「pip(ピップ)」というライブラリ管理ツールが最初からついています。
そのpipに「freeze(フリーズ)」というコマンドを使うと、今自分の環境にインストールされているライブラリの一覧を表示してくれます。
実際にコマンドを打ってみましょう!
pip freeze
すると、こんなふうに表示されます:
Flask==2.2.2
requests==2.31.0
numpy==1.24.3
この結果を見れば、どんなライブラリが、どのバージョンで入っているかがひと目でわかりますね。
✅ ファイルに保存するには?
さきほどの情報を、そのままrequirements.txtという名前で保存するには、次のコマンドを実行します:
pip freeze > requirements.txt
これで、カレントディレクトリ(今いる場所)に requirements.txt というファイルが作成され、中にはインストール済みのライブラリ一覧が書き込まれています。
✅ 作られたファイルの中身(例)
Flask==2.2.2
requests==2.31.0
numpy==1.24.3
この形式、「パッケージ名==バージョン番号」になっているのがポイントです!
これがあるから、あとで同じ状態を再現できるわけですね。
✅ 小ワザ:不要なライブラリを除外したいときは?
「開発中に入れてたけど、本番には必要ないな…」というライブラリもあるかもしれません。
そんなときは、requirements.txtをテキストエディタで開いて、いらない行を手動で削除すればOKです。

これで、あなたのPython環境をまるごと記録した「requirements.txt」ができあがりました!
次は、このファイルを使ってライブラリを一括インストールする方法を解説していきますよ。
3. requirements.txtから一括インストールする方法
さて、前の章で作ったrequirements.txt。
このファイルがあれば、一つずつライブラリをインストールする手間はもういりません!
Pythonの環境を一気に再現するには、たった一行のコマンドでOKなんです。
✅ 一括インストールのコマンド
pip install -r requirements.txt
このコマンドを実行すると、requirements.txtに書かれているすべてのライブラリが、そのとおりのバージョンでインストールされます。
例:
Flask==2.2.2
requests==2.31.0
と書かれていた場合は、Flaskのバージョン2.2.2、requestsのバージョン2.31.0が自動で入ります。
しかも順番にまとめてやってくれるから、すっごくラク!
✅ 実行の流れ(イメージ)
requirements.txtをプロジェクトフォルダに置く- ターミナルやコマンドプロンプトを開く
cdコマンドでそのフォルダに移動pip install -r requirements.txtを実行!- インストール完了!
これで準備完了!同じPythonコードを他のPCでもそのまま動かすことができます。
✅ よくあるエラーとその対処法
| エラー内容 | 原因と対策 |
|---|---|
No such file or directory: 'requirements.txt' | ファイルが存在していない、またはコマンドを打った場所が違う可能性。正しいディレクトリに移動してから実行しよう。 |
ERROR: Could not find a version that satisfies the requirement ... | 書かれているライブラリのバージョンが古すぎるか、新しすぎて見つからない。バージョン指定を見直すと◎ |
Permission denied | 管理者権限が必要な環境ではpip installの前にsudo(Mac/Linux)をつける必要あり。Windowsなら「管理者として実行」でターミナルを開こう。 |
✅ ポイント:仮想環境と一緒に使うと最強!
実は、requirements.txtは**仮想環境(venv)**とセットで使うともっと便利なんです!
他のプロジェクトの環境と混ざらずに、キレイに管理できます。

これで、requirements.txtからライブラリを一括でインストールする方法がバッチリ分かりましたね!
4. requirements.txtを編集・活用する小技
requirements.txtは、ただのテキストファイル。
つまり、自分で開いて自由に編集できるんです!
ちょっとした工夫で、もっと便利に活用できるので、いくつかの小技をご紹介します。
✅ 小技①:手動でパッケージを追加・削除できる
「このライブラリだけ入れてほしい」とか、「これは開発のときだけ使うからいらないな〜」ってとき、ありますよね。
そんなときは、テキストエディタで開いて、いらない行を削除するだけでOK!
逆に、必要なライブラリを追加したいときは、こう書けばいいです:
requests==2.31.0
numpy==1.24.3
「パッケージ名==バージョン番号」という書き方さえ守れば、自由にカスタマイズできます!
✅ 小技②:バージョンをあえて指定しない
ときには「とにかく最新版でいいから、バージョン指定したくない」という場合もありますよね。
そんなときは、バージョン番号を書かずにこんなふうにすればOKです。
flask
requests
これで実行すると、最新版がインストールされます(ただし、環境によって動作が変わる可能性があるので注意!)
✅ 小技③:コメントを書いて整理できる
実は、requirements.txtの中にはコメントも書けます!
行の先頭に「#」をつければ、それは無視されます。
# Webアプリ用
Flask==2.2.2
# データ処理用
pandas==2.0.3
numpy==1.24.3
こうしておけば、他の人が見たときにもわかりやすいし、自分でも後から見て整理しやすいですよ!
✅ 小技④:ファイルを用途別に分ける
大きなプロジェクトでは、「本番用(production)」と「開発用(development)」でライブラリを分けることもよくあります。
requirements.txt
dev-requirements.txt
こんなふうにファイルを分けておくと、以下のように使い分けができます:
pip install -r requirements.txt # 本番環境用
pip install -r dev-requirements.txt # 開発環境用
✅ 小技⑤:GitHubに一緒にアップしよう!
PythonプロジェクトをGitHubなどにアップするなら、requirements.txtも一緒に公開しておきましょう!
他の人がそのプロジェクトを使いたいとき、ライブラリがそろってなかったらエラーになってしまいます。
でも、requirements.txtがあれば、すぐにインストールできて再現性もバッチリ!
💡 おまけ:中身を確認したいときは?
requirements.txtの中身をターミナルで見るには、次のコマンドを使えばOK!
cat requirements.txt # Mac/Linux
type requirements.txt # Windows
ちょっとした確認にも便利ですよ!

これで、requirements.txtの基本から、実践的な使い方までバッチリですね!
まとめ|requirements.txtでPython環境をラクに再現しよう!
Pythonのプロジェクトでは、環境構築でつまずくことがよくありますよね。
でも、requirements.txtを使えば、ライブラリの一括管理とインストールがとっても簡単になります!
もう一度ポイントをおさらいすると…
✅ 今使っているライブラリの一覧は pip freeze > requirements.txt で出力!
✅ 新しい環境では pip install -r requirements.txt で一括インストール!
✅ ファイルは手動で編集・整理できて、バージョン指定も自由自在!
つまり、requirements.txtを使いこなせば、自分もチームも他の人も、同じPython環境で安心して開発できるようになります。
はじめは難しそうに見えるかもしれませんが、一度覚えてしまえばずっと使える便利ワザですよ!
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よくある質問(Q&A)
- Q
requirements.txtはプロジェクトに毎回必要ですか? - A
必須ではありませんが、プロジェクトを他の人と共有したり、あとで同じ環境を再現したいときにあるととても便利です。
- Q特定のライブラリだけ入れたい場合はどうすればいい?
- A
テキストエディタで
requirements.txtを開き、必要なライブラリ以外の行を削除すればOKです。
- Q
pip install -r requirements.txtでエラーが出ました… - A
ライブラリのバージョンが古すぎるか、新しすぎて見つからない可能性があります。該当の行を見直すか、バージョン指定を外してみましょう。







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