1. はじめに|Pelican × Cloudflare Pagesとは?
「Pythonでブログを作って、無料で公開できたら最高じゃない?」
そう思ったあなたにぴったりなのが、Pelican(ペリカン) と Cloudflare Pages(クラウドフレア・ページズ) の組み合わせです。
Pelicanは、Pythonで作られた静的サイトジェネレーター。
ブログの記事を**Markdown(マークダウン)**というかんたんな記法で書くだけで、HTMLファイルに変換してくれます。つまり、サーバーで動く複雑な仕組みなしで、ブログサイトを作れるんです!
そして、そのできあがったサイトを公開する場所が Cloudflare Pages。
これは、GitHubのリポジトリと連携するだけで、サイトを自動でビルドして公開してくれる便利なサービスです。しかも、無料でSSL対応・超高速CDNつき!
この組み合わせなら、
- Pythonの知識を活かして
- お金をかけずに
- 自分だけのブログをすぐ作れて
- 修正もGitHubにPushするだけ!
と、メリットだらけ。
この記事では、Pelicanでブログを作り、Cloudflare Pagesで公開するまでの手順を、1つずつわかりやすく紹介していきます。
Pythonでブログを始めたい人、サクッとサイトを公開したい人は、ぜひ参考にしてみてください!
2. Pelicanとは?基本の特徴とできること
まずは、今回の主役のひとつ「Pelican(ペリカン)」について紹介します。
Pelicanは、Pythonで作られたブログ用のツールです。
このツールを使えば、WordPressみたいな「動的サイト」じゃなくて、**HTMLだけでできた軽くて速い”静的サイト”**を作ることができます。
✔ 静的サイトってなに?
静的サイトは、かんたんに言うと「できあがったHTMLファイルをそのまま表示する」タイプのWebサイトです。
たとえば、昔ながらのホームページや、プロフィールだけのWebページなどがそうですね。
動的サイト(WordPressなど)とは違って、
- 表示がとても速い
- セキュリティの心配が少ない
- サーバー代がいらない(無料で公開できる)
などのメリットがあります。
✔ Pelicanの特徴まとめ
Pelicanには、こんな便利なポイントがあります:
| 機能 | 説明 |
|---|---|
| 🐍 Python製 | Pythonでカスタマイズできる! |
| 📝 Markdown対応 | 記事がかんたんな記法で書ける |
| 🎨 テーマが豊富 | デザインも自分好みに変えられる |
| 🔄 自動生成 | コマンドひとつでブログ全体を更新できる |
| 📄 静的HTML出力 | 高速・安全・軽量なHTMLに変換される |

特にPythonに慣れている人には、「自分でコードをいじれる」ってところが大きな魅力です。
テンプレートやレイアウト、URL構造なども細かく変更できるので、完全に自分仕様のブログが作れます。
3. 環境準備|Pelicanのインストールと初期設定
Pelicanでブログを作るには、まず開発のための環境を整える必要があります。
とはいっても、やることはかんたん!順番にやっていけば大丈夫です。
✅ ステップ1:必要なツールをインストールしよう
まずは、以下のツールがパソコンに入っているか確認しましょう。
| ツール名 | 説明 |
|---|---|
| Python(3.8以上推奨) | PelicanはPythonで動きます。インストールされていない場合は公式サイトから入れましょう。 |
| pip | Pythonのパッケージ管理ツール。Pythonと一緒に入っていることが多いです。 |
| Git | GitHubにアップするために使います。公式サイトからインストール可能です。 |
💡 ターミナルやコマンドプロンプトで python --version や git --version を入力すれば確認できます。
✅ ステップ2:仮想環境を作る(おすすめ)
Pythonでは「仮想環境」という、プロジェクト専用のPython環境を作っておくのが一般的です。
これで他のプロジェクトとごちゃごちゃになりません。
python -m venv venv
source venv/bin/activate # Windowsなら venv\Scripts\activate
✅ ステップ3:Pelicanをインストールする
仮想環境ができたら、PelicanとMarkdown対応のプラグインを入れます。
pip install "pelican[markdown]"
☝ pelican[markdown] と書くことで、Markdownファイルにも対応するようになります。
✅ ステップ4:Pelicanの初期化
Pelicanには便利な初期設定コマンドがあります。
pelican-quickstart
すると、いくつか質問されるので、以下のように答えていきましょう:
| 質問 | 例 |
|---|---|
| Where do you want to create your new web site? | .(そのままEnter) |
| What will be the title of this web site? | My Blog など好きな名前 |
| Who will be the author of this web site? | あなたの名前 |
| What will be the default language? | ja(日本語) |
| Do you want to specify a URL prefix? | n(今は不要) |
| Do you want to enable article pagination? | y |
| What is your time zone? | Asia/Tokyo |
完了すると、content, output, pelicanconf.py などのフォルダやファイルが自動生成されます。

これでPelicanの準備は完了です!
次は実際に記事を書いて、ブログをカスタマイズしていきましょう。
4. コンテンツ作成|記事を書く・テーマを変更する
Pelicanの初期設定が終わったら、いよいよブログ記事を書いたり、見た目を変えたりしていきましょう!
📝 記事はMarkdownで書こう!
Pelicanでは、記事を**Markdown(マークダウン)**という記法で書きます。
Markdownは、見出しやリスト、リンクなどを「かんたんな記号」で書けるルールです。
まず、記事ファイルを content フォルダの中に作りましょう。
たとえば、以下のようにします:
mkdir content
touch content/my-first-post.md
▶ 記事の中身(例)
Title: 初めての記事
Date: 2025-06-09
Category: 日記
Tags: Pelican, 初心者
Slug: first-post
Author: あなたの名前
Summary: これはPelicanで書いた最初の記事です。
こんにちは!これはPelicanを使って書いた記念すべき1本目の記事です。
## セクションタイトル
こんなふうにMarkdownで見出しやリストも書けます!
- これはリスト項目
- これもリスト項目
このように、記事の「ヘッダー情報」と本文を分けて書きます。
👀 ローカルでプレビューしてみよう!
記事が書けたら、ターミナルで次のコマンドを実行してみましょう:
pelican content
これで output フォルダにHTMLが生成されます。
ローカルサーバーでプレビューもできます:
pelican --listen
そして、ブラウザで http://localhost:8000 にアクセスすれば、自分の記事が表示されているはずです!
🎨 テーマ(デザイン)を変更しよう!
Pelicanは、見た目を変えられる「テーマ」も自由に選べます。
おすすめは、Pelican Themes という公式リポジトリ。
▶ テーマを適用する手順(例)
- テーマをクローン:
git clone https://github.com/getpelican/pelican-themes
- お気に入りのテーマ名を確認して、
pelicanconf.pyに追加:
THEME = 'pelican-themes/notmyidea'
☝ THEME にはテーマのパスを指定します。
pelican contentで再ビルド → サイトが新しいデザインになります!

ここまでできれば、もうあなたは立派なPelicanブロガー!
次は、作ったブログをGitHubにアップして、Cloudflare Pagesで公開する準備に進みましょう。
5. GitHub連携|Cloudflare Pages用のリポジトリ準備
記事が書けて、テーマも整ったら、次は作ったブログを「ネット上に公開」する準備です。
その第一歩として、GitHub(ギットハブ)にブログのデータをアップロードしておきましょう。
Cloudflare PagesはGitHubと連携して、自動でブログを公開してくれます!
✅ GitHubリポジトリを作ろう
まず、GitHubで新しいリポジトリを作ります。
- GitHubにログイン
- 「New repository(新しいリポジトリ)」をクリック
- リポジトリ名を入力(例:
my-pelican-blog) - 「Public(公開)」を選ぶ
- 「READMEを作成」はチェックしなくてOKです
- 「Create repository(リポジトリを作成)」をクリック
✅ 作ったPelicanフォルダをGitHubにPush
次に、PelicanのプロジェクトフォルダをGitHubと連携していきます。
# 1. Git初期化
git init
# 2. GitHubリポジトリをリモートとして追加
git remote add origin https://github.com/あなたのユーザー名/my-pelican-blog.git
# 3. 変更をステージに追加してコミット
git add .
git commit -m "初回コミット"
# 4. ブランチ名をmainに変更(Cloudflare Pages推奨)
git branch -M main
# 5. GitHubにPush!
git push -u origin main
⚠ 初回Pushのとき、GitHubのユーザー名とパスワード(またはトークン)を求められる場合があります。
✅ requirements.txt を忘れずに!
Cloudflare PagesでPelicanをビルドするには、必要なPythonパッケージをまとめたファイルが必要です。
プロジェクトのルートディレクトリに、以下の内容で requirements.txt を作成してください:
pelican[markdown]
このファイルがあることで、Cloudflareが「どんなライブラリを使えばいいか」を自動で判断してくれます。
✅ その他の重要ファイル
以下のファイルやフォルダがあるか確認しましょう:
| ファイル名 | 説明 |
|---|---|
pelicanconf.py | 設定ファイル(テーマ、URL、著者名など) |
content/ | 記事ファイルを入れる場所 |
output/ | ビルド後に生成されるHTML群(※Pushしないことも多い) |
Makefile / tasks.py | Pelicanのビルド用コマンド |
💡 Cloudflare Pagesでは、output/ フォルダはCloudflare側で自動生成されるため、Gitに含めなくてもOKです。

これでGitHubへの準備は完了です!
次はいよいよ、Cloudflare Pagesに接続して「ブログをネットに公開」していきましょう!
6. Cloudflare Pagesにデプロイする手順
ここまでで、ブログはPelicanで作れました。
GitHubにもアップできました。
あとは、Cloudflare PagesとGitHubをつなげて、Web上にブログを公開するだけです!
手順をひとつずつ見ていきましょう。
✅ Cloudflareにログイン/登録しよう
まずはCloudflareの公式サイトへアクセスします:
👉 https://pages.cloudflare.com/
まだアカウントを持っていない方は、無料でサインアップできます。
すでにアカウントがある人は「Log in」でOKです。
✅ 新しいプロジェクトを作成
ログインできたら、次の手順で進めましょう。
- 「Create a project(プロジェクト作成)」をクリック
- 「GitHubと連携」の画面が出るので、「Authorize Cloudflare Pages」をクリック
- GitHub上のリポジトリ一覧が表示されるので、作成したリポジトリ(例:
my-pelican-blog)を選択して「Begin setup」をクリック
✅ ビルド設定を入力する
Cloudflare PagesでPelicanブログをビルドするためには、少し設定が必要です。
以下のように入力します:
| 設定項目 | 入力内容 |
|---|---|
| プロジェクト名 | 好きな名前でOK(例:pelican-blog) |
| Framework preset | None(Pelicanはプリセットにないため) |
| Build command | pelican content |
| Build output directory | output |
💡 pelican content コマンドで output/ フォルダが生成され、それが公開対象になります。
あとは「Save and Deploy(保存してデプロイ)」をクリックすれば完了です!
✅ サイトが公開される!
数十秒〜1分ほど待つと、Cloudflareが自動でビルド&デプロイしてくれます。
成功すると、次のような画面になります:
Your site is live!
https://pelican-blog.pages.dev/
このURLにアクセスすれば、あなたのブログがインターネット上に公開されています!
しかもSSL付き(https)&超高速CDN対応で、安全かつサクサク表示されます。
✅ トラブル対処のヒント
ModuleNotFoundErrorが出た →requirements.txtを確認!- ページが404になる →
outputフォルダ名を正しく指定しているか確認! - テーマが反映されない →
pelicanconf.pyのTHEMEパスが合っているか確認!
7. 自動デプロイを設定する方法(オプション)
Cloudflare Pagesのいいところは、一度設定しておけば、GitHubに記事を追加・修正するだけで、ブログが自動更新されることです。
つまり、ブログを書いて、git push すればあとは自動で公開!
とても楽ちんですね。
この「自動デプロイ」は、Cloudflare Pages側でGitHubと連携していればすでに設定済みになっているはずです。
でも、念のため設定内容を確認してみましょう!
✅ 自動デプロイの設定を確認する方法
- Cloudflareの管理画面にアクセス
- 「Pages」からあなたのブログプロジェクトをクリック
- 左側の「Deployments(デプロイ)」タブを選ぶ
ここで、Pushのたびに「Production Deploy」が表示されていれば、自動デプロイが正しく動いています!
✅ よくあるPush → デプロイの流れ
1. 記事を書く
content/my-new-post.md というMarkdownファイルを作ります。
2. Gitでコミット&Push
git add content/my-new-post.md
git commit -m "新しい記事を追加"
git push origin main
3. Cloudflareが自動ビルド&公開!
数分後、Cloudflareが新しい記事入りのサイトを自動でビルドしてくれます。
更新されたURL(同じURL)にアクセスすれば、新しい内容が反映されています。
✅ ブランチやプレビュー機能も便利!
Cloudflare Pagesは、mainブランチ以外でも「プレビュー用のURL」を発行してくれます。
たとえば、
main→ 本番公開用(https://あなたのサイト.pages.dev/)feature/post2→ プレビュー用URL(https://feature-post2.あなたのサイト.pages.dev/)
というふうに、開発中の内容を事前に確認できるのがとっても便利です!
✅ 自動じゃないときはGitHub Actionsもアリ
もし何らかの理由で自動ビルドがうまく動かない場合は、GitHub Actions を使って、ビルド後に成果物だけをCloudflareにアップロードする方法もあります。
ただし、通常はCloudflare Pagesの標準機能で十分ですので、この記事では省略しますね。

これで、Pelicanブログの「作る→書く→公開→更新」の流れがすべて自動化できました!
あとはどんどん記事を書いていくだけです。
8. まとめ|Pelican × Cloudflare Pagesの魅力
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
Pythonでブログを作る方法として、Pelican と Cloudflare Pages を組み合わせるのは、とても強力でスマートな方法です。
もう一度、今回のポイントをふり返ってみましょう。
✅ Pelicanの良いところ
- Pythonで作られていて、カスタマイズしやすい
- Markdownで記事が書けて、初心者にもやさしい
- 静的HTMLサイトが自動で生成できる
✅ Cloudflare Pagesの良いところ
- GitHubとつなげるだけで無料でサイト公開
- 自動でビルド&デプロイができるから楽ちん
- SSL対応・高速CDNつきで、セキュリティもバッチリ
Pelicanは「自分だけの技術ブログを作りたい人」や「Pythonの練習をかねてWebにも挑戦してみたい人」にぴったりです。
Cloudflare Pagesと組み合わせれば、お金もかからず、スピーディに自分のサイトを世界中に公開できます。

ぜひこの機会に、Pythonで自分だけのブログを作ってみませんか?
記事を少しずつ増やしていけば、きっと学びの記録や、自分のスキルアップにもつながりますよ!
あわせて読みたい
PelicanやCloudflare Pagesに関連する、Pythonブログ初心者向けのおすすめ記事はこちら!
- 🔗 Pythonでできる自動化10選|初心者向けにやさしく解説
→ PelicanもPythonスクリプトのひとつ。自動化アイデアもぜひチェック! - 🔗 Python初心者向け|30分でできるミニプロジェクト3選【自動化・ゲーム・Web】
→ Webカテゴリで「Pelicanブログ」を拡張してみよう! - 🔗 PythonでMarkdownをHTMLに変換する方法|静的サイトにも使える!
→ Pelicanの仕組みをもっと理解したい人におすすめ!
よくある質問(Q&A)
- QPelicanは無料ですか?
- A
はい、Pelicanはオープンソースで無料です。商用サイトにも使えます。
- QCloudflare Pagesの無料プランでも大丈夫?
- A
はい!個人ブログレベルなら、無料プランで十分すぎるほど高機能です。
- Q記事はHTMLじゃないとダメですか?
- A
いいえ、MarkdownでOKです。Pelicanが自動でHTMLに変換してくれます。







※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。リンクを経由して商品を購入された場合、当サイトに報酬が発生することがあります。
※本記事に記載しているAmazon商品情報(価格、在庫状況、割引、配送条件など)は、執筆時点のAmazon.co.jp上の情報に基づいています。
最新の価格・在庫・配送条件などの詳細は、Amazonの商品ページをご確認ください。