- はじめに|FastAPIでPython製APIを作ってみよう!
- 1. Web APIとは?|データのやりとりを自動化する仕組み
- 2. Web APIを使うメリット
- 3. FastAPIの基本|インストールからサーバー起動まで
- 4. FastAPIでできることまとめ
- まとめ|FastAPIでAPI開発がこんなに簡単に!
- よくある質問(Q&A)
はじめに|FastAPIでPython製APIを作ってみよう!
「PythonでWeb APIを作りたいけど、何から始めればいいのかわからない」
「Flaskは聞いたことがあるけど、FastAPIって初心者でも使えるの?」
そんな疑問を持ってこのページにたどり着いた方に向けて、この記事では FastAPIを使ったPython Web API開発の始め方 を、できるだけやさしく解説します。
近年、スマホアプリやWebサービス、業務システムの裏側では Web API が当たり前のように使われています。
たとえば天気予報アプリやログイン機能も、内部では「データをリクエストして、JSON形式で結果を受け取る」というAPI通信によって成り立っています。
FastAPIは、そうしたWeb APIを Pythonで高速かつ安全に作るためのフレームワーク です。
型ヒントを活用した入力チェックや、自動で生成されるSwagger UI(APIドキュメント)など、初心者でも失敗しにくい設計 が大きな特徴です。
特に最近では、
- PythonでAPIを作りたい人
- Flaskから次のステップへ進みたい人
- 非同期処理(async / await)を実務で使いたい人
といった層から、FastAPIは強く支持されています。
この記事では、「FastAPIとは何か?」という基礎から、実際にAPIを動かすところまで を、コード付きでステップバイステップに解説します。
Web API開発が初めての方でも、「ちゃんと理解できた」「自分で動かせた」と感じられる構成になっています。
この記事を読むとできること
- PythonでWeb APIを作る基本的な流れがわかる
- GET / POSTなどHTTPメソッドの役割を理解できる
- Swagger UIを使ってAPIをブラウザで確認・テストできる
- FastAPIが「なぜ初心者向けなのか」を説明できるようになる
1. Web APIとは?|データのやりとりを自動化する仕組み
まずは、「Web APIってそもそも何なの?」というところから見ていきましょう。
📦 Web API=データのやりとりをする窓口
Web API(ウェブ エーピーアイ)とは、インターネットを通じてデータをやりとりする仕組みのことです。
イメージとしては、「コンビニのレジ」のようなもの。欲しいもの(情報)を伝えると、店員さん(APIサーバー)がそれを受け取って、必要なもの(データ)を出してくれる…そんな感じです。
🧭 たとえば、こんな場面で使われています
- スマホの天気アプリが最新の天気を表示する
- 地図アプリが現在地から目的地までのルートを検索する
- SNSでプロフィール情報を更新したり、投稿を削除したりする
これらはすべて、アプリ側(クライアント)とサーバー側(API)が「リクエスト」と「レスポンス」を通じてやりとりすることで成り立っています。
💡 用語をカンタンに整理すると…
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| クライアント | 情報を「お願いする側」。アプリやブラウザなど |
| サーバー | 情報を「提供する側」。APIが動作する側です |
| リクエスト | クライアントからの「お願い・要求」 |
| レスポンス | サーバーからの「返答・データ」 |
🔁 CRUDという操作パターン
Web APIでは、よく次の4つの操作を行います。これをまとめて「CRUD(クラッド)」と呼びます。
- C(Create):新しいデータを作る(例:新規登録)
- R(Read):データを読み込む(例:一覧取得)
- U(Update):データを更新する(例:プロフィール変更)
- D(Delete):データを削除する(例:投稿削除)
APIは、これらの操作をネット越しに行えるようにしてくれる便利な窓口なんです。
🚀 APIが必要になる理由
「全部クライアント側でやればいいんじゃない?」と思うかもしれません。
でも実際には、ユーザーごとに違う情報を保存したり、大量のデータを管理したりするためには、サーバーの力が不可欠です。

そこで登場するのがWeb API。
アプリやサービスを、データベースや外部システムとつなげる「橋渡し役」として大活躍します。
2. Web APIを使うメリット
前のセクションでは、Web APIが「データのやりとりをする窓口」のようなものだと説明しましたね。
ここでは、**「なんでわざわざAPIを使うの?直接データベースにアクセスすればいいのでは?」**という疑問にお答えします。
実は、APIを使うことでたくさんのメリットがあるんです!
① クライアントとデータベースを分けて保守性アップ!
たとえば、もしアプリが直接データベースにアクセスしていたらどうなるでしょう?
→ データベースの構造を少し変えただけで、
アプリのコードもぜんぶ修正しなきゃいけない…
これってとても大変ですよね。
でも、Web APIを間に挟んでおけば大丈夫。
アプリは「APIにリクエストを送る」だけでOKなので、データベースの中身が変わっても、APIの中だけ修正すれば済みます。
つまり、システムの構成が柔軟になり、開発・保守の負担がグッと減るんです!
② セキュリティ対策がしやすくなる!
APIを使えば、アクセス制限や認証処理をまとめて管理できます。
たとえばこんなことができます👇
- 🔒 ログインしてないユーザーの投稿をブロックする
- 🔐 特定のユーザーだけにデータを見せる
- 📵 外部からの不正アクセスを防ぐ
アプリごとに細かい対策を入れるよりも、API側で一括してコントロールした方が安全でラクですよね。
③ いろんなシステムと連携しやすい!
APIは共通のルール(HTTP)でやりとりするため、スマホアプリ・Webアプリ・他の外部サービスなど、いろんなクライアントと連携しやすいのも魅力です。
1つのAPIサーバーを作っておけば、複数のアプリで使い回すことも可能です。
「同じデータベースを使いたいけど、別のアプリからもアクセスしたい…」という時にとても便利です。
✨まとめ:APIを使うと、システムがスマートになる!
- 💡 保守がしやすくなる
- 💡 セキュリティ対策がまとめてできる
- 💡 さまざまなサービスとつながりやすい
APIは、ただのデータ取得の手段ではなく、開発全体を効率化する重要な仕組みなんですね。

次は、いよいよ今回の主役「FastAPI」が登場します!
PythonでWeb APIを作る方法を、さっそく見ていきましょう👇
3. FastAPIの基本|インストールからサーバー起動まで
ここからは、実際にPythonでWeb APIを作っていくステップに入ります。
今回使うのは、軽量・高速・超簡単で話題のフレームワーク FastAPI(ファストエーピーアイ) です!
🚀 FastAPIとは?
FastAPIは、PythonでAPIを作るためのフレームワークで、
- 型ヒントを活かした自動バリデーション
- 非同期処理(async/await)への対応
- Swagger UIによるドキュメント自動生成
など、開発を超効率化できる機能が最初からそろっています。
FlaskやDjangoと比べて、「とにかくAPIだけ作りたい!」というときに最適なんです。
🧰 まずはインストールしよう
FastAPIを使うには、Pythonがインストールされている環境で次のコマンドを実行します:
pip install fastapi
さらに、APIサーバーとして動かすために、**Uvicorn(ユービコーン)**というASGIサーバーも一緒に入れておきましょう。
pip install uvicorn[standard]
これで準備はOKです!
📝 最小のFastAPIアプリを作ってみよう!
次に、プロジェクトフォルダに main.py というファイルを作成し、以下のように記述します:
from fastapi import FastAPI
app = FastAPI()
@app.get("/")
def read_root():
return {"message": "こんにちは、FastAPI!"}
このコードは、次のような意味を持っています:
| 行 | 説明 |
|---|---|
FastAPI() | アプリの本体を作成 |
@app.get("/") | 「GETメソッドで / にアクセスされたらこの関数を呼び出す」という意味 |
return | JSON形式でデータを返す(自動的に変換してくれる!) |
▶️ サーバーを起動する
以下のコマンドをターミナルで実行すると、APIサーバーが起動します。
uvicorn main:app --reload
main:ファイル名(.pyは不要)app:FastAPIのインスタンス名--reload:コード変更を自動で反映(開発中に便利!)
実行すると、次のように表示されるはずです:
Uvicorn running on http://127.0.0.1:8000
ブラウザで http://127.0.0.1:8000 にアクセスすると、以下のようなJSONレスポンスが表示されます👇
{"message": "こんにちは、FastAPI!"}
ちゃんと動いていますね!
🔍 ブラウザでドキュメントも確認できる!
FastAPIは、APIの仕様をブラウザ上で確認できるSwagger UIを標準で用意してくれています。
次のURLにアクセスしてみましょう:
- APIドキュメント(Swagger UI)
👉http://127.0.0.1:8000/docs - OpenAPI仕様(JSON形式)
👉http://127.0.0.1:8000/openapi.json
ここからAPIの操作確認やテストができて、とても便利です!

ここまでで、FastAPIアプリの「最小構成」が完成しました👏
次は、もっと便利な使い方として「パスパラメーター」や「クエリーパラメーター」について見ていきましょう👇
4. FastAPIでできることまとめ
FastAPIの基本がわかったところで、次は実際のAPI機能を作ってみるステップです。
FastAPIは、リクエストの種類やデータの受け取り方に応じて、さまざまなパターンに対応できます。
ここでは、代表的な機能をひとつずつわかりやすく紹介していきます!
4-1. パスパラメーターの使い方|URLの一部を変数として使う
まずは、「パスパラメーター」から。
パスパラメーターとは、URLの一部を可変にして、ユーザーごと・データごとに異なるリクエストができるようにする機能です。
🧪 実例:商品IDを指定して情報を取得するAPI
from fastapi import FastAPI
app = FastAPI()
@app.get("/items/{item_id}")
def read_item(item_id: int):
return {"item_id": item_id}
このコードでは、/items/42 のようにリクエストが来たときに、URLの42という部分を item_id として関数に渡しています。
📌 ポイント:
@app.get("/items/{item_id}")の{}で囲んだ部分がパスパラメーターになります- 関数の引数名と一致させることで自動的に値が渡されます
- 型ヒント(ここでは
int)を指定しておくと、自動的に型チェック・バリデーションされます
🔍 Swagger UIで試してみよう!
起動中のサーバーで http://127.0.0.1:8000/docs にアクセスすると、パスパラメーター付きのルートも自動的に表示されます。
「Try it out」をクリックして、好きな item_id を入力 → 「Execute」を押すだけで、簡単に動作確認できます!

次は、もうひとつの便利な入力方法「クエリーパラメーター」について見ていきましょう👇
4-2. クエリーパラメーターの使い方|URLの後ろにデータをつけて送る
次に紹介するのは、「クエリーパラメーター」。
これは、URLの末尾に?で始まるキーバリュー形式の情報をつけてデータを送る方法です。
よくある例だと、Google検索のURLにこんな感じでパラメーターが入っているのを見たことありませんか?
https://www.google.com/search?q=fastapi
この q=fastapi が、まさにクエリーパラメーターなんです。
🧪 実例:ユーザーの名前を受け取るAPI
from fastapi import FastAPI
app = FastAPI()
@app.get("/greet")
def greet_user(name: str = "ゲスト"):
return {"message": f"こんにちは、{name}さん!"}
このコードは、/greet?name=たろう のようにアクセスされたときに、たろう という名前を受け取って挨拶メッセージを返します。
📌 ポイント:
- 関数の引数に
name: str = "ゲスト"のように書くと、自動でクエリーパラメーターになります - デフォルト値(ここでは “ゲスト”)を設定すれば、パラメーターが省略されたときでもエラーになりません
🌟 型ヒントでバリデーションも自動対応!
たとえば、次のように整数型のパラメーターを使うと…
@app.get("/items/")
def get_items(limit: int = 10):
return {"limit": limit}
/items?limit=abc のように文字列を指定すると、自動でバリデーションエラーが返されます!
型ヒントがそのままAPIの制約になるのがFastAPIの強みですね。
🛠️ 値の範囲や説明文を追加したいときは?
FastAPIには Query という便利なツールも用意されています。
次のように書くと、値の範囲制限や説明文を追加できます。
from fastapi import Query
@app.get("/search/")
def search_items(keyword: str = Query(..., min_length=2, max_length=20, description="検索ワード")):
return {"result": f"'{keyword}' で検索しました"}
...は「必須」パラメーターの意味min_lengthやmax_lengthで文字数を制限descriptionはSwagger UIに説明を表示
🚀 パスパラメーター+クエリーパラメーターの組み合わせも可能!
もちろん、パスとクエリーを同時に使うこともできます👇
@app.get("/users/{user_id}")
def get_user_data(user_id: int, detail: bool = False):
return {"user_id": user_id, "detail": detail}
このように書けば、/users/1?detail=true のようなリクエストもOK!

次は、データをリクエストボディとして送る「POSTリクエスト」について見ていきましょう👇
これはユーザー登録やログインなど、**「サーバーに情報を送る処理」**でよく使われます。
4-3. POSTリクエストとリクエストボディ(Pydantic)|データを送るときの基本
ここからは、クライアント側からサーバーにデータを送る処理について解説します。
たとえば、ユーザー登録や投稿作成のように「サーバーに何かを保存したい」場面では、POSTリクエスト+リクエストボディの組み合わせがよく使われます。
📥 POSTメソッドって何?
HTTPリクエストにはいくつかの種類(メソッド)がありますが、POSTは「データを送信する・作成する」ためのメソッドです。
フォームに入力した情報を送ったり、新しいデータを登録したりするのに使います。
🧰 データ構造は「Pydantic」で定義する
FastAPIでは、Pythonの型ライブラリ「Pydantic(ピーダンティック)」を使って、受け取るデータの形式を定義します。
Pydanticを使うと、**自動でデータの検証(バリデーション)**もしてくれるので、とても便利です!
🧪 実例:ユーザー登録を受け付けるAPI
from fastapi import FastAPI
from pydantic import BaseModel
app = FastAPI()
class User(BaseModel):
username: str
email: str
age: int
@app.post("/users/")
def create_user(user: User):
return {"message": f"{user.username}さんを登録しました", "email": user.email}
📌 解説:
Userクラスは、リクエストボディの型を定義しています(PydanticのBaseModelを継承)- 関数の引数
user: Userによって、リクエストボディの内容が自動的にこの形式で受け取れます - データは辞書(JSON)形式で送られ、Pydanticが型チェック&構造チェックしてくれます
🛠️ クライアントからの送信例(JSON)
以下のようなJSONをPOSTメソッドで送ればOKです:
{
"username": "taro",
"email": "taro@example.com",
"age": 25
}
Pythonのrequestsライブラリを使って送る場合はこうなります👇
import requests
data = {
"username": "taro",
"email": "taro@example.com",
"age": 25
}
res = requests.post("http://localhost:8000/users/", json=data)
print(res.json())
🔒 バリデーションエラーも自動で返してくれる!
たとえば age に文字列を送ったり、email を省略したりすると、FastAPIが自動でエラーメッセージ付きのレスポンスを返してくれます👇
{
"detail": [
{
"loc": ["body", "age"],
"msg": "value is not a valid integer",
"type": "type_error.integer"
}
]
}
開発者が1行もバリデーションコードを書かなくても、型ヒントとPydanticの力で全部チェックしてくれるのはとてもありがたいですね。

次は、もう少し高度なやりとりとして「リクエストヘッダー」の操作方法を見てみましょう👇
これは、認証やAPIの制御に欠かせないパーツです。
4-4. ヘッダー情報の取得とレスポンス設定|認証や通信制御に必須!
ここでは、APIで**リクエストやレスポンスに付属する「ヘッダー情報」**の扱い方を解説します。
「ヘッダー」とは、HTTP通信のオプション情報を伝えるための仕組みです。
APIの世界では「ユーザー認証」や「通信形式の指定」など、重要な役割を果たします。
🧾 よく使われるHTTPヘッダーの例
| ヘッダー名 | 内容 |
|---|---|
Authorization | トークンなどの認証情報 |
Content-Type | リクエストボディの形式(例:application/json) |
Accept | クライアントが受け取れる形式 |
User-Agent | アクセス元の情報(ブラウザ・アプリなど) |
Access-Control-Allow-Origin | CORS対策としてレスポンスに付加 |
📥 リクエストヘッダーを受け取る
FastAPIでリクエストヘッダーを受け取るには、Headerクラスを使います。
from fastapi import FastAPI, Header
app = FastAPI()
@app.get("/header-check")
def check_header(user_agent: str = Header(default=None)):
return {"user_agent": user_agent}
📌 ポイント:
Headerをインポートし、引数に設定すると自動でヘッダー値を取得できます- ヘッダー名にハイフン(-)がある場合は、Python変数としてアンダースコア(_)に変換されます
- 例:
User-Agent→user_agent
- 例:
📤 レスポンスヘッダーを設定する
APIのレスポンスにカスタムヘッダーを追加したいときは、Responseオブジェクトを使います。
from fastapi import FastAPI, Response
app = FastAPI()
@app.get("/custom-header")
def custom_header(response: Response):
response.headers["X-Custom-Header"] = "これはカスタムヘッダーです"
return {"message": "ヘッダーを設定しました"}
response.headersは辞書として扱えるので、自由にキーと値を追加できます- セキュリティや制御、キャッシュ対策など、応用範囲が広いです!
💡 実践例:トークン付きアクセスをチェック
以下は、Authorization ヘッダーからトークンを受け取り、簡単な認証チェックを行う例です👇
from fastapi import FastAPI, Header, HTTPException
app = FastAPI()
@app.get("/secure-data")
def secure_data(token: str = Header(...)):
if token != "mysecrettoken":
raise HTTPException(status_code=403, detail="認証失敗")
return {"data": "これは保護された情報です"}
ここでは token という名前でヘッダーから値を取得し、トークンが一致するかどうかをチェックしています。
本格的な認証機能(JWTなど)につなげる入り口としても使えます!

次は、FastAPIが得意とする「非同期処理(async/await)」について解説します👇
大量アクセスをさばくための重要テクニックです!
4-5. 非同期関数の定義(async/await)|大量アクセスに強いAPIを作る
FastAPIの大きな特徴のひとつが、非同期処理(async/await)に対応していることです。
「非同期?難しそう…」と思うかもしれませんが、少ないコードで処理の効率を上げられる便利な技術です。
ここでは、非同期の基本から実用的な使い方までやさしく解説します!
🕒 非同期処理ってなに?
通常の関数(同期処理)では、「処理が終わるまで次の処理に進めない」ため、遅い処理があるとアプリ全体の応答が止まってしまいます。
一方、非同期処理では「待っている間にほかの処理を進める」ことができます。
たとえば、複数のユーザーがAPIに同時アクセスしてきても、待ち時間をうまくやりくりして、全体としての処理速度が向上します。
✅ FastAPIでは「async def」で非同期関数を定義
FastAPIでは、次のように書くだけで非同期APIを作れます:
from fastapi import FastAPI
import asyncio
app = FastAPI()
@app.get("/wait")
async def wait_example():
await asyncio.sleep(3)
return {"message": "3秒待ちました"}
📌 解説:
async defを使って関数を非同期化- 関数内で
awaitを使い、非同期処理(ここではsleep)を待つ - APIの応答を一時停止している間も、他のリクエストをさばける
💡 実際の活用シーン
非同期処理は次のような場面で特に効果を発揮します:
- 外部APIやデータベースへのアクセスが発生する処理
- ユーザーが多く同時にアクセスしてくる場面
- チャット・リアルタイム処理などの応答性が重要なサービス
たとえば、次のようなコードで非同期に外部APIを呼び出すこともできます👇
import httpx
@app.get("/external")
async def fetch_data():
async with httpx.AsyncClient() as client:
res = await client.get("https://jsonplaceholder.typicode.com/todos/1")
return res.json()
このように、非同期のHTTPクライアントと組み合わせることで、FastAPIの高速性を最大限に活かすことができます。
🚀 まとめ:async/awaitは「高速API」の味方!
async defとawaitを使うだけで非同期APIが作れる- ユーザーが多くてもレスポンスが早くなる
- 外部サービスとの連携や重たい処理に効果的!

次はいよいよ、FastAPIの目玉機能のひとつ「Swagger UIによるAPIドキュメントの自動生成」をご紹介します👇
4-6. Swagger UIでAPIをテストする方法|開発効率が劇的アップ!
FastAPIの大きな魅力のひとつが、APIドキュメントが自動で生成されることです。
しかも、ただの説明ページではなく、ブラウザ上からAPIを直接試せる超便利なUIが最初からついています!
これが、**Swagger UI(スワッガー・ユーアイ)**と呼ばれるツールです。
🧭 Swagger UIとは?
Swagger UIは、APIの仕様書を自動的に生成し、ブラウザ上でインタラクティブに表示・操作できるツールです。
FastAPIでは、コードに書いたエンドポイントや型情報、説明文などをもとに、リアルタイムでAPIドキュメントを表示してくれます。
🖥️ 使い方はとっても簡単!
FastAPIアプリを起動した状態で、次のURLにアクセスするだけです👇
http://127.0.0.1:8000/docs
ここにアクセスすると、こんな機能がそろった画面が表示されます:
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| エンドポイント一覧 | APIのルートがすべて自動表示される |
| リクエストの入力欄 | パス・クエリ・ボディなどの入力が可能 |
| 実行ボタン(Try it out) | その場でリクエストを送信してテストできる |
| ステータスコード確認 | レスポンスの中身やHTTPステータスが確認できる |
まさに、APIの動作チェックをブラウザだけで完結できる夢のツールなんです!
🧾 OpenAPI形式で仕様共有もOK
もうひとつ便利なURLがこちら:
http://127.0.0.1:8000/openapi.json
このページでは、現在のAPIの仕様が**JSON形式(OpenAPI形式)**で表示されます。
これを使えば、他の開発者とAPI仕様を共有したり、外部ツールで読み込んで自動テストやモックサーバーに活用することもできます。
💡 ちょっと応用:APIドキュメントを非表示にする方法
もし、本番環境でAPIの仕様を外部に見せたくないときは、FastAPIの初期化時に次のように書くと非表示にできます:
app = FastAPI(docs_url=None, redoc_url=None, openapi_url=None)
これで docs や openapi.json へのアクセスが無効化されます。
セキュリティを考慮して、公開環境ではドキュメントの取り扱いに注意しましょう。
✅ まとめ:Swagger UIがあると開発が超スムーズ!
- 自動で見やすいドキュメントが作られる
- 入力・送信・確認がブラウザだけでできる
- コードを書くたびにドキュメントがリアルタイム更新される
FastAPIは、「APIを作ったあと、ちゃんと動作確認できるかな…?」という不安をまるごと解決してくれるフレームワークです!

ここまでで、FastAPIの基本機能はひととおりマスターできました👏
次は最後に、この内容をサクッと振り返ってみましょう👇
まとめ|FastAPIでAPI開発がこんなに簡単に!
ここまでお読みいただきありがとうございました!
FastAPIを使ったPython製Web APIの作り方、しっかりイメージできましたか?
📌 この記事で学んだこと(おさらい)
- Web APIとは「クライアントとサーバーがデータをやりとりする仕組み」
- Web APIを使えば、保守性・セキュリティ・連携性が大幅アップ
- FastAPIを使えば、たった数行のコードでAPIが作れる
- GET、POST、パスパラメーター、クエリーパラメーター、リクエストボディなどもサクッと実装可能
- Swagger UIを使えば、ブラウザでAPIのテスト・仕様確認ができて開発効率爆上がり!
- 非同期処理に対応しているので、大量リクエストにも強い
💬 FastAPIはこんな人におすすめ!
- Pythonは書けるけど、APIを作ったことがない
- FlaskやDjangoよりもっと軽くてシンプルな構成がいい
- 将来的に本格的なWebサービスを作りたい
- テストやドキュメントの自動化も大事にしたい
FastAPIなら、最小構成から始めて、プロレベルのAPIへスムーズにステップアップできます。
✅ 次のステップは?
ここまで読んで「自分でも作ってみたい!」と思ったら、ぜひ次のような応用に挑戦してみてください👇
- データベースと連携してCRUDアプリを作る
- 認証(JWTなど)を組み込む
- Dockerや本番サーバー環境にデプロイする

FastAPIはまだまだたくさんの便利機能がありますが、まずはこの記事の内容をベースに、自分だけのAPIを動かしてみるところから始めてみてください!
あなたのアイデアが形になる第一歩になりますように✨
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FastAPIの自動ドキュメント機能が便利と感じた方に、さらに本格的なドキュメント作成方法を紹介。
よくある質問(Q&A)
- QFlaskとFastAPIはどちらを使えばいいですか?
- A
どちらも人気のPython製Webフレームワークですが、FastAPIは「型ヒントによる自動バリデーション」や「非同期処理対応」、「Swaggerドキュメント自動生成」などの機能があり、API開発に特化していて高速です。新規でAPI開発を始めるならFastAPIがおすすめです。
- QFastAPIでHTMLページを表示したいときはどうすればいいですか?
- A
Jinja2などのテンプレートエンジンと組み合わせて、TemplateResponseを返すことでHTMLページも表示できます。ただし、FastAPIは本来API用のフレームワークなので、Webページ中心の開発にはFlaskやDjangoの方が適しています。
- QFastAPIの開発中に変更が反映されないのですが?
- A
uvicorn main:app --reloadでサーバーを起動していない可能性があります。--reloadオプションをつけることで、ソースコードの変更が自動的に反映されるようになります。







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